Appleが2021年に発表する「Apple Watch Series 7」に、非侵襲性の血糖値測定機能が追加される可能性が伝えられています。Samsungはすでにこの分野で2020年1月に研究成果を発表しており、サムスンの次期「Galaxy Watch」にも血糖値測定機能が搭載されるようです。
「Apple Watch Series 7」血糖値測定機能を搭載か
Appleが今年発表すると予測される「Apple Watch Series 7」では、血糖値測定機能が追加される可能性が報じられています。韓国メディアET NEWSが伝えています。
糖尿病患者は日に何度も自身で採血して血糖値を測定する必要がありますが、測定にかかる手間や採血時の痛みなど課題があり、最近では新たな血糖測定器として「CGM(Continuous Glucose Monitoring)」や「FGM(Flash Glucose Monitoring)」といった、皮膚にセンサーを取り付けることで血糖値を持続的に計測できる機器も登場しています。
Apple Watchに搭載される血糖値測定機能も採血する必要がない非侵襲性のタイプ。記事では詳細は明かされていませんが、サムスンが次期「Galaxy Watch」に搭載するようです。
サムスンと同じくレーザー光を用いた血糖値測定機能か
サムスンは2020年1月、世界的な学術誌「Science Advances」において、採血せずレーザー光を使った非侵襲性の血糖値測定に関する論文を発表しています。Appleが搭載する血糖値測定機能の詳細は不明ですが、Appleが独自開発などしている可能性はあります。
Appleはまもなく、Apple Watchの心電図アプリを日本でも展開しますが、米国では2018年12月から提供されています。血糖値測定機能がApple Watchに追加されたとして、おそらくスタート時は米国から、日本での対応は数年後になる可能性があります。