2021年に発売される「iPhone 13」では、ディスプレイ内蔵型のTouch IDが登載されるというリーク情報が伝えられています。AppleはiPad Air(4th 4th generation)で電源ボタンにTouch IDを内蔵していますし、iPhoneへのTouch ID復活が期待されています。
「iPhone 13」ディスプレイ内蔵Touch IDの試作機が存在する?
Appleのリーク情報に定評のあるJon Prosser氏がYouTubeチャンネル「FRONT PAGE TECH」に公開した動画で、Appleはディスプレイ内蔵のTouch IDを登載したプロトタイプを2つ製作していると語っています。
ディスプレイ内蔵のTouch IDについては、これまでにも複数の情報が伝えられています。Appleの情報に詳しいアナリストのMing-Chi Kuo氏は2019年8月、2021年のiPhoneに登載されると伝え、Credit Suisseのアナリストも2021年に3機種が登場すると予測していました。
新型コロナウイルスの影響で、マスクを着用した状態でiPhoneを操作する場面が増加。マスク着用だと「Face ID」ではロック解除ができないため、指紋認証の「Touch ID」のニーズが高まっています。Kuo氏の予測では、Face IDとTouch IDは補完的に関係で、どちらかが使いにくい/使えない状況でも正しく認証するため用意されるとしています。
「電源ボタン内蔵Touch ID」はiPhoneには来ない?
一方でAppleは「iPad Air(4th generation)」で、電源ボタンに内蔵したTouch IDを発表していますし、ディスプレイ内蔵でなくとも、電源ボタン内蔵というプランも考えられます。
どちらにせよ、iPhoneにTouch ID復活の道が見えてきているのは確か。セキュリティ的な視点では、Face IDのほうが強固ではありますが、"Touch IDも"ということであれば好意的なユーザーは多いでしょう。