Googleは11月12日、写真・動画専用のクラウドサービス「Googleフォト」について、2021年6月1日以降はアップロード容量の上限を15GBに変更すると発表しました。これまでは最大解像度16MPの写真や1080HDの動画は、容量無制限で保存できるサービスでした。
Googleフォト「高画質(無料、容量無制限)」のアップロードを撤廃へ
Googleが提供する写真・動画のクラウドサービス「Googleフォト」が、20201年6月1日以降、「高画質(無料、容量無制限)」のプランを撤廃し、アップロード上限を15GBに変更すると発表しました。
2021年6月1日以降にアップロードされた写真・動画は、Googleアカウントに無料で付属する15GBのストレージ容量のカウント対象に変更。15GBを超えてアップロードしたい場合は「Google One」に加入し、ストレージ容量を追加する必要があります。
ただし、2021年6月1日より前にアップロードされた写真・動画は、15GBの無料ストレージにはカウントされず、引き続き無料で保存しておくことができます。またGoogleの販売する「Pixel」シリーズ(Pixel 5以前が対象。その後のPixelシリーズは対象外)からアップロードされた写真・動画は、今回の変更の影響を受けず、2021年6月1日以降も引き続き無料で利用できます。
今すぐに何かする必要はないが、数年後には選択を迫られる可能性
Googleによると、80%以上のユーザーが15GBの無料ストレージ内で、今後約3年分の写真・動画を保存できるはずだとし、今すぐに何かする必要はないとしています。
なおストレージ容量が15GBに近づくとアプリやメールで通知され、上限に近づいていることやGoogle Oneへの加入を案内します。
「https://photos.google.com/storage」にアクセスすれば、自分のアカウントの空きストレージ容量から、今後どの程度無料ストレージ内で利用できるか見積もることもできます。長くGoogleアカウントを利用している場合、GmailやGoogleドライブなど他サービスでストレージを使っている可能性も。
iPhoneユーザーであれば、Appleの「iCloud」に加入するという手もありますし、Amazonプライム会員であれば容量無制限で利用できる「Amazon Photos」をバックアップ先にするという方法もあります。(Amazon Photosもいずれ同じ道をたどる可能性もありますが)
しばらくはGoogleフォトの利用を続け、その時がきたらどうするか考える、ということで大丈夫そうです。