近日公開予定とされている「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の上映時間が6時間になるという憶測がネット上で広がったことを受け、株式会社カラーは10月7日、「6時間とか絶対あり得ませんのでご安心を」と憶測の原因になった画像について簡単な説明をしています。
「『シン・エヴァ』6時間とか絶対あり得ませんのでご安心を!」
近日公開予定とされている「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の上映時間が6時間になるという憶測が広がり、株式会社カラー公式Twitterが「『シン・エヴァ』6時間とか絶対あり得ませんのでご安心を!」とコメントし、憶測の原因となった画像について説明しています。
きっかけは「新世紀エヴァンゲリオン」がテレビ放送から25周年を迎えたことを記念して公開された、庵野秀明監督のコメントとともに投稿された、「シン・エヴァンフェリオン劇場版」Dパート(最終ブロック)の再維新ラッシュに表示されていた「05:59:50:00」という数字。
映画制作に関する知識がない一般のファンが見ると、時間を示しているように見えることから、上映時間が6時間になるという憶測が飛び交う結果に。一方で、知識のあるユーザーからは「「これはただのタイムコードで上映時間そのものではない」という指摘もあがっていました。
株式会社カラーの説明も同様で、「1時間ごとのタイムコード(TC)に各パートを振分ける、つまり最初の1時間(01:00:00:00)ロール1、02:00:00:00がロール2。各パートが1時間あるという意味ではなく1時間の箱の中に作業上必要なパートを収録するというあくまで管理TC表示です」と説明しています。
以下簡単な説明ですが『シン・エヴァ』6時間とか絶対あり得ませんのでご安心を!
— 株式会社カラー (@khara_inc) October 7, 2020
映画制作の通例として各パートはロール分け(後述)されます。1時間ごとのタイムコード(TC)に各パートを振分ける、つまり最初の1時間(01:00:00:00)ロール1、02:00:00:00がロール2。各パートが1時間あるという意味ではなく pic.twitter.com/qZMFcoeTdb
1時間の箱の中に作業上必要なパートを収録するというあくまで管理TC表示です
— 株式会社カラー (@khara_inc) October 7, 2020
ロール及びロール分けはフィルム一缶に収録できる尺が限られているためパート毎にフィルム缶を分けて管理していた時代の名残り。デジタルの時代になりましたが長いままでは作業も取り扱いも大変なので今もロールは分けます pic.twitter.com/4Wt3PZ7INX
もちろんフィルムではなく、ムービーデータをロール毎に分けてハードディスク等々で管理しています。音響効果をつける時やダビングと呼ばれる最終的な音響作業などは主にこのロール毎に行われます。
— 株式会社カラー (@khara_inc) October 7, 2020
「シン・エヴァ」近日公開予定とされるも、正式な公開日は未発表
当初の予定では6月27日に公開予定とされていた「シン・エヴァンゲリオン劇場版」ですが、新型コロナウイルス感染症拡大による影響で4月17日に公開延期を発表。
公開延期のお知らせhttps://t.co/pSQ3v5b9VK
— エヴァンゲリオンofficial (@evangelion_co) April 17, 2020
この度、2020年6月27日(土)に公開を予定しておりました、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』につきまして公開日の延期を決定いたしました。
楽しみにしていただいている皆様へ、このようなご報告となりましたこと、深くお詫び申し上げます。 pic.twitter.com/tKB2piEfqF
延期決定後も、テレビやインターネット、公式アプリなどで「新劇場版」シリーズ(:序、:破、:Q)の放送や無料配信、シリーズ関連楽曲のサブスクリプションサービスへの配信解禁などが行われていますが、正式な公開日については発表されていません。