Apple Watchの「心電図機能」が日本でもまもなく利用可能になる可能性があります。Appleが「家庭用心電計プログラム」「家庭用心拍数モニタプログラム」の医療機器承認・認証を取得したことが明らかになりました。
Apple Watchの「心電図機能」が日本にもやってきそう
公益財団法人医療機器センター(PMDA)の医療機器承認速報に、9月4日付けでAppleの「家庭用心電計プログラム」「家庭用心拍数モニタプログラム」が掲載されていることが確認されました。
Apple Watchの心電図機能は目玉のひとつ。日本では利用できませんが、海外では命が救われたケースも多数報告されています。
PMDAの「医療機器の承認速報」から、Appleの業者コード「112941」を入力すると、承認された情報を確認することができます。
心電図機能が有効になると、Apple Watchの装着中は常時心拍が計測されます。不整脈を検知し通知することや、心拍数の状態を記録し「ヘルスケア」アプリで管理が可能になります。
お茶の水循環器内科「アップルウォッチ外来」を開始
Appleはこれまで、各国で認証された後、watchOSのアップデートで心電図機能を提供しています。日本でも提供開始となる場合、同様にwatchOSのアップデートで利用可能になるでしょう。
Apple Watchでの機能提供に先んじて、お茶の水循環器内科では「アップルウォッチ外来」を開始すると発表しています。
アップルウォッチ外来について「不整脈の発作時の記録をもとに、不整脈の疑いの評価、さらなる精密検査の必要性、治療の必要性等を相談するもの」とし、「正確な診断のためには症状出現時の心電図記録が極めて重要」と説明。「来院時心電図、ホルター心電図、携帯型心電計、埋込型心電計、電気生理学的検査等、様々なアプローチがありましたが、このたび選択肢が増えるのは良いことです」としています。