Appleは8月27日、開発者向けに「iOS 13.7 beta」を公開。新型コロナウイルス接触確認アプリ不要で、接触通知を受け取るシステムをオプトインしました。システムの利用は、各国の公衆衛生局のサポートが必要となります。
「接触確認通知」がiOSにオプトイン、まずは開発者向けに公開
AppleとGoogleが共同開発する新型コロナウイルス感染拡大を予防するための「接触確認通知(Exposure Notification)」が、iOS 13.7 betaにオプトインされ、接触確認アプリのインストール不要で、接触確認通知を受け取ることができるようになりました。
システムの利用には各国の公衆衛生局がサポートする必要があります。日本に置き換えれば、厚生労働省がサポートすることで、新型コロナウイルス接触確認アプリ(COCOA)をインストールしていないユーザーでも、接触確認通知が利用可能となります。
OSレベルでのオプトインは当初から予定されていたもので、Appleは「APIよりも堅牢なソリューションであり、ユーザーがオプトインすることを選択した場合、より多くの人が参加できるようになるだけでなく、アプリや政府の保健当局といったより広範なエコシステムとの協働が可能になります」と説明していました。
現在オプトインが確認されているのは開発者向けのiOS 13.7 betaのみ。一般ユーザーには公開されていません。
接触確認アプリ(COCOA)は1500万ダウンロード超
厚生労働省によると8月26日現在、接触確認アプリ(COCOA)は約1,501万ダウンロード。陽性登録件数は合計428件。
接触確認アプリから陽性者との接触通知を受け取った場合、全額が公費負担となる行政検査としてPCR検査などを受けることができます。
COCOA - 新型コロナウイルス接触確認アプリ
- カテゴリ
- メディカル, ヘルスケア/フィットネス
- 販売元
- Ministry of Health, Labour and Welfare - Japan