連日の猛暑日の影響で、窓ガラスが割れてしまったという事例がTwitterで報告され、注目されていました。熱割れは、ガラスに発生する温度の不均衡が原因。回避するためには、急激な温度差が発生しないようにすることが重要だそうです。
連日の猛暑が影響し、窓ガラスが割れたという報告
各地で猛暑日が続いていますが、猛暑の影響で「窓ガラスが割れた」という事例がTwitterで注目されていました。
報告したユーザーによると、ガラスが割れた際の外気温は35度、室温はエアコンを18度に設定していたそう。投稿は8月12日時点で4.1万リツイート、10.5万いいねを集めています。
気温35度、室温をエアコンで冷房18度にすると、どうなるか
— うたくれすと@Aegis (@uta7me7) August 11, 2020
窓が割れます pic.twitter.com/SmFY3xlEEW
この投稿に別のユーザーは、窓の外に置いてある室外機の熱風が影響していると指摘。熱風により窓ガラスの温度が急激にあがり、ガラスが割れてしまったと予測しています。
熱割れですね。
— futchi910 (@futchi910) August 11, 2020
網入りガラスは、直射日光が当たり温度が上がり過ぎると割れることがあります。
ガラス面にフィルムを貼ったりすると、割れる事が多くなりますが、このケースでは、室外機の熱風が影響してると思います。
冷媒配管もはっきり見えるので、空調の室外機に間違いないと思います。この設置状況も良くありません。室外機の周りには一定の空間が必要です。それが確保されてないよに見えます。もしそうなら室外機も異常な高温になってると思います。ガラスの次に壊れるのはエアコンかも知れません。
— futchi910 (@futchi910) August 11, 2020
「窓ガラスの熱割れ」は急激な温度差が原因
建築用窓ガラスを販売するAGC株式会社の公式サイトでは、「窓ガラスの熱割れ」の原因は「急激な温度差」と説明しています。
高温になった部分は膨張しようとするが、サッシ部分は温度が低いため、結果としてサッシに隠れた部分に引張応力が発生し、ガラス周囲の弱い部分から壊れるのだそう。また、網入板ガラスや線入板ガラスは切断面に欠けが残ることが避けられないため、熱割れのリスクが高いとしています。
ガラスに発生する温度差が原因となるため、熱風が窓ガラスに直接当たらないように注意が必要だということです。