Twitterは8月12日、ツイートに対してリプライ(返信)できるアカウントを制限できる機能を正式リリースしたと発表しました。5月からテストされていた機能で、リプライできる相手を3段階で選択できます。
ツイートにリプライできる相手を3段階で制限可能
Twitterは8月12日、ツイートに対してリプライ(返信)できる相手を制できる機能を正式リリースしたと発表しました。この機能は5月からテスト導入されていたもので、「クソリプ防止」機能として注目されていました。
ツイート時にリプライできる相手を3段階で選択可能。標準の設定では、誰でも返信できるようになっています。
- 全員が返信(デフォルト設定)
- フォローしている人だけが返信
- @アカウントで指定した人だけが返信
リプライは送れませんが、ツイートを見たり、リツイートしたり、コメント付きリツイートしたり、「いいね」したりすることは引き続き可能です。
ユーザーの安全性が向上し、意味のある会話を促進
本日より、どなたもがこの設定をお使いいただけるようになります。ツイートする前に、🌎「すべてのアカウントが返信できます」をタップして、誰がツイートに返信できるかを選択をしてください。 @suzannexie
— Twitter Japan (@TwitterJP) August 11, 2020
テストを通して、皆さんに共有いただいたことをご紹介します👇https://t.co/YiDzxAx1t2 pic.twitter.com/MLtv0OiQWD
Twitterによると、5月からのテスト期間で多くのユーザーがこの機能を利用し、参加者が限定的なインタビューやパネルディスカッションなどを主催。この設定の導入で、「利用者の皆さんの安全性が向上し、より意味のある会話を促進しながら、さまざまな視点に触れることができる」と説明しています。
スパムや嫌がらせから保護され、ノイズ(不要な情報)を遮断。「Black Lives Matter」や「COVID-19」などのトピックについて、これらの設定を使った会話は、この設定を利用しなかったユーザーよりも平均して長く続いたとのこと。
ユーザーは返信が制限されているツイートをみると、制限されていないツイートを探すようで、タイムライン上のコメント付きの新しいツイートへのアクセスが4倍になったとのこと。
Twitterは、異なる意見や見解の投稿は、コメント付きリツイートの利用を推奨。「異なる見解は、コメント付きリツイートで引き続き共有できます。こうした引用リツイートは、元のツイートよりも多くの方に届く場合があります。時には、元のツイートの作成者のフォロワー数が多いにもかかわらず、コメント付きリツイートで、元のツイートよりも多くの『いいね』や閲覧数が見受けられることもあります」としています。