Appleが今秋リリース予定の「iOS 14」に追加される新機能として、難聴など聴覚障害のあるユーザー向けに、特定の音を検知し、通知センターに表示する機能が追加されます。しかし、開発者向けベータ版で同機能を試してみたユーザーから、誰もいない家で「赤ちゃんの泣き声」を検知したという報告があがっていました。
iOS 14、特定の音を検知するアクセシビリティ機能を追加
Appleが世界開発者会議(WWDC 2020)で発表した「iOS 14」では、難聴など聴覚障害のあるユーザー向けの新機能として、特定の音を検知し、通知センターに表示する機能が追加されます。
アクセシビリティ機能の1つとして追加される同機能。検知できる音声は、火災報知器やサイレン、犬の鳴き声、猫の鳴き声、インターホンの呼び出し音、赤ちゃんの泣き声などがあります。
- 火災報知器
- サイレン
- 煙探知器
- 猫の鳴き声
- 犬の鳴き声
- 家電製品の音
- 自動車のクラクション
- インターホンの呼び出し音
- ドアのノック音
- 水が流れる音
- 赤ちゃんの泣き声
- 叫び声
[Feature] something I found in iOS 14 called sound recognition. It alerts the user if the iPhone detects a sound you want it to listen out for. from r/iOSBeta
誰もいないはずの家で「赤ちゃんの泣き声」を検知したという報告も
聴覚障害のあるユーザーにとって便利な機能であることは間違いないのですが、一方で「ホラーの始まり」とする声もあがっています。
あるユーザーは誰もいないはずの家で、「赤ちゃんの泣き声」を検知したと報告。
My first sound recognition and it was in an empty house... from r/iOSBeta
著名なテック系YouTuberのMarques Brownlee氏も、スタジオに一晩放置してあったデバイスが「水が流れる音」を何度も検知していたと報告しています。
This could be the beginning of a 2020 horror movie pic.twitter.com/c9ByuUHDv1
— Marques Brownlee (@MKBHD) June 25, 2020
精度が高まれば確実に便利な機能ですが、開発者向けベータ版では音検知の精度がよくない可能性もあります。ちょっと怖いですね。