Appleは、ウェブサイトでのログイン時にパスワードの代わりにFace IDやTouch IDを使用して、ログインできる認証システムを発表しました。iOS14およびmacOS 11(Big Sur)に同梱されるSafari 14の新機能として追加されます。
次期Safariでパスワード入力が不要になる、認証APIを公開
iOS 14およびmacOS 11(macOS Big Sure)に搭載されるSafari 14では、ウェブサイトへのログイン時、ユーザー名やパスワードの代わりに、Face IDやTouch IDが利用できるようになる機能が追加されます。
ウェブサイト側での対応が必要ですが、対応したサイトであればパスワード入力をする必要がなくなり、スムーズなログインが可能となります。
当然ですが、初回ログイン時にはパスワード入力や2段階認証が必要になりますが、2回目のログインからは利用できます。
iCloudキーチェーンに保存されたパスワードに侵害が見つかった場合は通知
Safari 14ではiCloudキーチェーンに保存されているパスワードが侵害された場合、ユーザーに通知する機能が追加されています。Googleはすでに、似た機能を持つ「Password Checkup」をChrome拡張機能として提供しています。
またサードパーティのCookieブロック、アクセスしているトラッカーを示す機能など安全面やプライバシーに配慮したアップデートを実施。ウェブページの翻訳機能(英語、スペイン語、中国語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、ポルトガル語)を追加されています。