新型コロナウイルスに感染した人と接触した可能性を通知する「新型コロナウイルス接触確認アプリ」が、6月19日にリリースすると発表されました。
「新型コロナウイルス接触確認アプリ」6月19日より運用開始
新型コロナウイルスに感染した人(陽性者)と接触した可能性がある人に通知するアプリ「新型コロナウイルス接触確認アプリ」(以下、接触確認アプリ)が、6月19日にリリースされます。西村経済再生担当大臣が明らかにしました。
接触確認アプリ あす利用開始へ 新型コロナ #nhk_news https://t.co/Mp7ilLU7ke
— NHKニュース (@nhk_news) June 18, 2020
接触確認アプリは、AppleとGoogleが共同開発したAPI(Exposure Notification Framework)を利用し、ユーザーの同意を得た上で、スマートフォンのBluetoothを使い、新型コロナウイルス感染症の陽性者と接触した可能性について、通知を受け取ることができます。
接触確認アプリの目的は主に2つ。
- 接触確認アプリで通知を受けたユーザーの行動変容
- 保健所や公衆衛生当局が濃厚接触者を把握する
陽性者と接触の可能性があるユーザーが適切な行動を取ることができるようになり、保健所など公衆衛生当局が適切な対応を取ることができるようになります。
結果として、より効果的なクラスター対策が実施できるようになるとされています。
今後はOSレベルで組み込み、アプリ無しでも利用できるように
全国民の6割が利用することで、新型コロナウイルスを完全に抑制できるとする研究結果もありますが、スマートフォンの普及状況などを鑑みても、6割は達成困難とする見方が大勢を占めています。
一方で、局地的にでも利用が普及すれば、感染拡大を防ぐ効果が高くなるとの声もあります。
AppleとGoogleは、今後数カ月をかけ、OSレベルで接触確認通知を取り込む計画で、導入後はアプリのインストール不要で、ユーザーがオプトインを選択できるようになります。