西武鉄道は6月12日、同社が所有し、100%子会社の株式会社豊島園が運営する「としまえん」(東京都練馬区)を、8月31日に閉園することを発表しました。「としまえん」は1926年に開園。豊島園庭の湯は、9月1日以降も継続して営業します。
「としまえん」94年の歴史に幕
西武鉄道が所有し、同社の100%子会社(株式会社豊島園)が運営する「としまえん」が、8月31日に閉園すると発表されました。
「としまえん」は1926年に開園。一帯のエリアは1957年に都市計画公園「練馬城跡公園」の指定を受け、2011年には避難場所や防災拠点となる公園・緑地の整備促進の観点から、東京都より 2020 年度までの 10 年間で優先的に整備する「優先整備区域」に指定されています。
西武鉄道は6月12日、東京都を含めた関係者と「都市計画練馬城址公園の整備にかかる覚書」を締結。今後の土地利用等の計画に鑑み、閉園を公表したとしています。
なお併設する「豊島園 庭の湯」は、9月1日以降も営業を継続します。
跡地には「ハリー・ポッター」のテーマパーク建設との報道も
「としまえん」の跡地には、跡地の大半は東京都が買収し、大規模な公園を整備。残りの土地をワーナー・ブラザースが借り、「ハリー・ポッター」のテーマパークを建設する交渉が進められていると、NHKなどが報じていました。
なお「としまえん」は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で臨時休園していましたが、6月13日より「あじさい園」のみ営業を開始。6月15日には、遊園地全体(プールは除く)を営業再開します。現時点では、プールの営業開始は未定となっています。