Twitterが「認証済みアカウント」の申請機能を、Twitterアプリ内の機能として準備中だと明らかになりました。米TechCrunchによると、申請機能が追加される際には、認証プロセスを明確にするため、文書を公開する予定だといいます。
Twitter「認証済みアカウント」の申請機能を追加へ
Twitterが、Twitterアプリ内に「認証済みアカウント」を申請する機能を準備中だと明らかになりました。
著名なリバースエンジニアのJane Manchun Wong氏が、Twitterアプリ内(設定とプライバシー > アカウント)に、「個人情報」(Personal Information)が追加され、「認証リクエスト」(Request verification)が追加されると報告しています。
Twitter is working on “Request Verification” 👀
— Jane Manchun Wong (@wongmjane) June 7, 2020
(I’m not Twitter employee. I’m not tech support) pic.twitter.com/ED58QsD7kM
米TechCrunchがこの情報についてTwitterに確認したところ、「認証済みアカウント」の申請について準備中だと認め、申請機能が追加される際には、認証プロセスの透明性を明確にするため、認証されるユーザーの資格を文書として公開するとしています。申請機能が公開される日程は未定。
認証済みバッジは「Twitterのお墨付きではない」、将来的には誰でも取得できるようにする方針
Twitterの認証済みバッジについては、「Twitterに(価値を)認められたアカウント」「Twitterによる支持を黙示的に表明するもの」など、間違った理解が広まるなか、白人至上主義者のアカウントに認証済みバッジが付与され議論を呼び、アカウント認証プロセスを停止。
先日ご案内したように、認証バッジのプログラムに変更を行います。ご本人であることを意味する認証バッジですが、「Twitterに(価値を)認められたアカウント」という意味合いが広まってしまいました。この違いをもっと以前に明確にすべきでした。申し訳ございません。 https://t.co/QFbMthzvp4
— Twitter Japan (@TwitterJP) November 15, 2017
認証バッジのリクエストを公開制にしたことで、この誤解がより広がってしまいました。そこで認証/検証プログラムを新しくします。しばらくの間、認証バッジのリクエストをストップします。
— Twitter Japan (@TwitterJP) November 15, 2017
現在の認証バッジがついたアカウントに見直しを行い、新しいガイドラインに沿わない場合はバッジを外させていただきます。この件についての日本語のヘルプページが出ましたらあらためてご案内させてください。
— Twitter Japan (@TwitterJP) November 15, 2017
現在も「認証済アカウント」の申請プログラムは停止中で、再開のアナウンスはされていません。
2018年にはTwitter社のCEO、Jack Dorsey氏が、認証バッジは「将来的には誰でも取得できるようにする方針」「誰もが自分自身について立証できることで、Twitterが判断することは必要なくなり、不要なバイアスがかかるのを防ぐことができる」と明かしています。
A conversation on #health https://t.co/Il8Mtx1JOs
— jack (@jack) March 8, 2018