Googleが「Chrome」ブラウザのタブを管理できる新機能を提供すると発表しました。新機能は「タブをグループ化」するというもので、来週にリリース予定の次期バージョンから、順次提供を拡大するということです。Chromeの隠し機能をオンにすることで、今すぐ試験運用版を試すことも出来ます。
Chrome「タブのグループ化」を正式機能として追加
Googleは5月13日、ウェブブラウザ「Chrome」にタブを管理する新機能を追加すると発表しました。
追加されるのは「タブのグループ化」を実現する機能。名前や色でラベルを付けることで「タブのグループ化」を実現し、タブをまとめて移動させたり、閉じたりと操作することができます。
タブを右クリックし、「新しいグループに追加」を選択すると新しいタブグループを作成できます。
Googleによると、数カ月前からタブグループのテストをしているといい、多くのユーザーがそれぞれの使い方をして役立てているとのこと。
例えばプロジェクトごとにグループ化したり、ショッピングサイトやレビューサイトをグループ化したり、「緊急」「今週」「あとで」など緊急度でグループ化しているユーザーもいるそうです。
タブグループは、来週ロールアウトを開始する次期バージョンのChromeで、順次提供ユーザーを拡大していく予定としています。
Chromeの隠し機能「chrome://flags」から今すぐお試し可能
Chromeの「試験運用版の機能」を利用できる隠しコマンドを入力すれば、今すぐタブグループを利用することができます。ただし試験版のため、利用は自己責任です。
ブラウザのアドレスバーに「chrome://flags」と入力することで、Experiments(実験)の設定ページに遷移することができます。多くの試験機能が並んでいますが、「Tab Groups」(タブグループ)を探し出し、「Enabled」に変更。その後、Chromeを再起動することでタブグループが有効となります。