Appleが2017年に発表し、2019年に開発中止が明らかになっていたワイヤレス充電器「AirPower」について、開発が再開されたとする情報があがっています。
Appleは「AirPower」を諦めていなかった?
Appleがワイヤレス充電器「AirPower」の開発を再開した可能性があります。Appleの情報に詳しいJon Prosser氏が報告しています。
Jon Prosser氏によると、AirPower開発プロジェクトがApple内部で再開され、効率的に排熱するためコイルを再設計しようとしているとのこと。
なお現在のプロトタイプではApple Watchがサポートされていないといい、AppleはApple Watchが対応しない状態でのリリースは認めないようです。開発が再開されたAirPowerは、ゼロから再設計されているとしています。
AirPower isn’t dead 👀
— Jon Prosser (@jon_prosser) 2020年3月22日
The project is back on, internally. No guarantee that they’ll finalize and release it, but they haven’t given up yet and they’re trying to re-engineer the coils to displace heat more effectively. Prototyping is underway.
🧻🧻🧻🧻🧻 pic.twitter.com/tjbbViwGM2
Note: None of the current prototypes support Apple Watch - that’s their biggest hurdle right now.
— Jon Prosser (@jon_prosser) 2020年3月22日
They refuse to release a version that doesn’t work with Apple Watch.
They’re re-engineering from scratch. 👀
AirPowerが将来的に完成し、正式に発売されるという保証はありませんが、Appleは諦めていないようです。
前回の開発中止は「排熱問題」が原因と推測
Appleは2017年に「AirPower」を発表。発売は間もなくと見られていた2019年3月、Appleは複数のメディアに「AirPowerは当社の高水準を達成できないと結論付け、プロジェクトを中止しました」と発表しています。
AirPowerは3つのデバイスを同時にワイヤレス充電できるという製品でしたが、充電コイルが密接してることによる「発熱問題」が解決できなかった可能性が推測されていました。
「AirPower」の開発中止を発表、Apple上級副社長が声明「努力したがAppleの水準を達成できない」