Appleが3月に発売すると予測されていた、安価なモデルの新型iPhone(iPhone SE 2もいくはiPhone 9)の発売日が、4月以降に延期された可能性が報じられています。台湾の業界紙DigiTimesが伝えています。
「iPhone SE」後継モデル、登場は先延ばしになりそう
Appleが3月に発売すると予測されている、iPhone SEの後継モデルとされる低価格の新型iPhone(iPhone SE 2 / iPhoen 9)の発売日が、4月以降に延期される可能性があるようです。
台湾の業界紙DigiTimesによると、iPhone SE 2のプリント基板の注文が、第1四半期から第2四半期に延期されたことを報告。台湾のプリント基板メーカーも、iPhone SE 2の部品の出荷が延期されたと通達されているとしています。
新型コロナウイルス感染症の拡大による影響で、iPhoneの製造における上流工程がボトルネックになり、サプライチェーンの製造するコンポーネントの流通を止めてしまっていると予測されています。
スペシャルイベントの開催は難しい状況
Appleは3月31日にスペシャルイベントを開催し、iPhone SE後継モデルを発表する可能性が、米Bloombergや独メディアが報じていました。
新型コロナウイルス感染症の拡大を懸念して、世界中で大規模イベントの開催が中止され、一部イベントではオンラインの開催に変更されています。現在の状況では、3月末にスペシャルイベントが開催するのは難しい状況と考えられ、例年6月に開催されているWWDCも開催が危ぶまれます。
iPhone SE後継モデルとされる安価な新型iPhoneは、「iPhone SE 2」もしくは「iPhone 9」という名称になるとみられ、価格は約399ドル(約4万4000円)。iPhone 8の筐体がベースとなり、7.4インチ液晶ディスプレイ、Touch IDを搭載。iPhone 11シリーズが採用する、最新プロセッサ「A13 Bionic」が搭載されると予測されています。