Z世代のトレンドやインサイトを分析するマーケティング研究機関「TT総研」は1月29日、「現役女子高生の2020年トレンド予測および2019年下半期トレンド」に関する調査結果を発表しました。
2020年、女子高生で流行るのは「病み系」加工
「TT総研」が「現役女子高生の2020年トレンド予測および2019年下半期トレンド」に関する調査結果を発表しました。
「人」部門では、1月にデビューしたジャニーズの「SixTONES」と「Snow Man」、2020年末で活動休止を発表している「嵐」、韓国から日本に上陸したオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN」から誕生した「JO1」がランクイン。ファン参加型の応援スタイルがトレンドを巻き起こすと予測されています。
「アイテム部門」では、中国の完璧な美人を指す言葉としてSNSから広まった「チャイボーグ」、徐々に流行の兆しを見せているストリートファッション(サブカルストリート)「ピープス」がランクイン。
ピープスを好む女子高生たちは、病んだ印象を与えるメイク・ファッション・SNS投稿を好む「病み系」と呼ばれ、メイクは赤を基調としたリップやアイシャドウ、肌は白くトーンアップさせ、ファッションは黒を基調としたサブカルストリートというのが特徴だそうです。
病み系女子の間では、SNS投稿の画像も「病み加工」が流行しているのだそう。これまでの明るく鮮やかな「映え」とは対極で、あえて暗めに加工する「#暗め加工」がエスカレートし、漫画の病んだセリフを貼り付けたり、暗くて病んだ印象の投稿がトレンドになると予測されています。
AMFの「2020年 JC・JKトレンド予測」でも中華メイク
女子中高生向けのマーケティング支援などを手がけるAMFが発表した「2020年 JC・JKトレンド予測」でも、モノ部門には「中華メイク」を選出。。
またコトバ部門では中華圏のインフルエンサーを指す「網紅」、アプリ部門でも中国の国外向け販売サイト「Aliexpress」のアプリが選ばれるなど、中国の美人が女子高生から注目されると予測されています。
一方ヒト部門では、TikTokでの仲良し動画が人気の「なこなこカップル」、美容系YouTuberの「鹿の間」などが選出されています。