健康管理支援サービス「Re.Ra.Ku」などを展開するメディロムが、世界初となる体温発電のウェアラブルトラッカー「MOTHER」を発表しました。永久に充電が不要で、24時間365日のトラッキングが可能。今夏に販売開始予定となっています。
永久に充電不要、24時間365日付けっぱなしできるアクティビティトラッカーが登場
24時間365日、装着したままでも充電の必要がないアクティビティトラッカー「MOTHER」が登場しました。
健康管理支援サービス「Re.Ra.Ku」などのブランドで全国284店舗を展開する株式会社メディロムが、シリコンバレーのスタートアップ企業MATRIXと共同で開発。米ラスベガスで開催中の世界最大規模の技術見本市「CES 2020」で実機製品の製品発表会も行われます。
MOTHERは世界で初めて、体温で発電するアクティビティトラッカー。ユーザーの体温を動力源とする、温度差発電技術を採用し、充電不要で稼働します。
ユーザーの活動量、睡眠、消費カロリーを測定できる他、生活防水、心拍計、太陽光発電の機能を搭載。2020年夏に販売開始を予定しています。
メディロムはMOTHER開発に至った経緯について、パーソナルトレーニング×マッチングアプリ「Lav」を開発・運営する中で、アクティビティトラッカーは「充電のために身体から取り外さなければならない」という課題があり、活動量計の継続利用を妨げる理由として明確になったと説明。
充電のために身体から取り外す必要のない、充電不要のトラッカーを開発したことで、健康管理のハードルを大きく下げることができる、と見込んでいるとしています。
SDKを開放し、各事業者がトラッキングデータを活用可能
MOTHERは、充電不要でアクティビティトラッキングができる画期的なデバイスだが、トラッキングデータを管理するアプリはまだ発表されていません。
今後はMOTHERが記録したトラッキングデータを、各事業者が自社サービスに取り込むことができるようSDKを提供するとしています。