Twitterが、米ラスベガスで開催中の世界最大規模の技術見本市「CES 2020」で、ツイートへリプライできるユーザーを制限する機能をテストし、2020年後半に全世界で利用できるよう検討していると明らかにしました。The Vergeなど、複数のメディアが伝えています。
ツイート時、リプライできるユーザーを制限できる機能を追加予定
Twitterのプロダクトマネジメントの責任者であるSuzanne Xie(スザンヌ・シャ)氏が、米ラスベガスで開催中の世界最大規模の技術見本市「CES 2020」で講演し、ツイート時にリプライできる人を制限するオプションを追加する予定だと明らかにしました。
リプライの制限については、2019年11月、Twitter社のバイスプレジデントであるDantley Davis(ダントリー・デイビス)氏が、2020年に改善したいTwitterの機能としても挙げられていました。
Features that I’m looking forward to in 2020.
— Dantley (@dantley) 2019年11月5日
- Remove me from this conversation
- Don’t allow RT of this tweet
- Don’t allow people to @mention me without my permission
- Remove this @mention from this conversation
- Tweet this only to: hashtag, interest, or these friends
Xie氏は、現在は機能を研究している段階で、2020年後半にはリプライを制限する機能を提供する予定と語っています。
リプライの制限は、従来どおり誰でもリプライできるツイートから、誰もリプライすることができないツイートまで、4種類のオプションが用意されます。
- Global - 従来どおり、誰でもリプライ可
- Group - フォロー中のユーザー、メンションしたユーザー
- Panel - メンションしたユーザー
- Statement - リプライ不可
なお、リプライの制限が行われている場合、当該ツイートの下部にその旨が表示される仕様となっています。(現時点では)
We want to help people feel safe participating in the conversation on Twitter by giving them more control over the conversations they start. We’ll be experimenting with different options for who can reply to Tweets in early 2020. https://t.co/SLlgboiPQu
— Twitter Comms (@TwitterComms) 2020年1月8日
「リプライの非表示」は現在でテスト中
リプライの制限はこれからテストが行われるということですが、「リプライの非表示」いんついては2019年9月から日本でも行われています。
リプライの非表示は、「ツイートの作成者が非表示にした返信を表示」をタップすることで非表示にされたツイートを確認することが可能。
リプライの制限によってTwitter上での議論も制限される可能性も指摘されていますが、解決策の1つとして「引用ツイート」が挙げられています。
Twitter「リプライの非表示」を日本でもテスト開始