株式会社カラーは12月5日、株式会社ガイナックスの社長が準強制わいせつ容疑で逮捕された事件を巡る報道について、公式サイトで声明を発表しました。声明では被疑者はエヴァ関連作品と全く無関係であるにも関わらず、エヴァ関連作品に関連する言及があったことについて、「誠に遺憾であり、強く抗議いたします」としています。
カラー「当社は、当該被疑者と一切関係ございません」
株式会社カラーが、株式会社ガイナックスの社長が順強制わいせつ容疑で逮捕された事件を巡る報道について、公式サイトで声明を発表しています。
当社作品に係る一部報道についてhttps://t.co/IO9S0x5LkB
— 株式会社カラー (@khara_inc) 2019年12月5日
『新世紀エヴァンゲリオン』を含めた『エヴァンゲリオン』シリーズ作品に当該被疑者が関与した事実はなく、当社及び当該作品は一切関係ございません。被害者にお見舞い申し上げると共に、1日も早い被害からの回復をお祈り申し上げます。
株式会社カラーは、ガイナックスの取締役だった庵野秀明監督が2006年に設立した会社。「新世紀エヴァンゲリオン」のテレビシリーズ・旧劇場版は、庵野秀明氏がガイナックスに所属していた時期に制作されたものですが、2014年にカラーへ版権が移されています。
今回の声明は一部報道で「エヴァ制作のガイナックス社長」などと報じられたことについてで、カラーは「『新世紀エヴァンゲリオン』を含めた『エヴァンゲリオン』シリーズ作品に当該被疑者が関与した事実はなく、当社は、当該被疑者と一切関係ございません」と説明。エヴァシリーズの原作・総監督である庵野秀明氏や、同シリーズで監督・副監督を務める鶴巻和哉氏も、当該被疑者との面識や関わりはないとしています。
— 株式会社カラー (@khara_inc) 2019年12月5日
また、株式会社ガイナックスはエヴァシリーズ作品に関連する権利を一切有していないと説明、「当該被疑者は『新世紀エヴァンゲリオン』及び『エヴァンゲリオン』シリーズ作品と全く無関係であるにも関わらず、今般一部報道において、『新世紀エヴァンゲリオン』及び『エヴァンゲリオン』シリーズ作品に関する言及のあったことは誠に遺憾であり、強く抗議いたします」と訴えています。
今後、同様の報道は控えるように呼びかけ、同様の事象が継続した場合は「当社及び当社作品に関するブランド価値の毀損、並びに当社作品の制作に従事するクリエイターらの名誉声望に対する侵害」として、法的措置を含めた対応を検討するとしています。
2020年公開予定の「シン・エヴァンゲリオン劇場版」への影響はなし
「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の完結編となる第4作「シン・エヴァンゲリオン劇場版」が2020年6月に公開予定となっていますが、制作や上映への影響はないとのこと。
当作品に係る一部報道について https://t.co/dAU40zqo9k
— エヴァンゲリオン_official (@evangelion_co) 2019年12月5日
当作品は当該被疑者と一切関係ございません。なお、2020年6月公開予定の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の制作及び上映について、今般事件による影響はございません。