宮崎県小林市がお肉のフリー素材サイト「oniku images」を開設。SNSでも「気は狂ってるけど何気にメチャクチャ助かるなこれ」「控えめに言ってやばいwwww」など注目されています。一部のフリー素材ではフリー素材アイドル「Mika + Rika」を採用していますが、悪い予感が的中。フリー素材ではありますが利用期限が設定されているので要注意です。
「肉専門フリー素材サイト」が話題
宮崎県小林市が11月29日(いい肉の日)に、お肉のフリー素材サイト「oniku images」を公開し、ネット上では「気は狂ってるけど何気にメチャクチャ助かる」などと注目されていました。
気は狂ってるけど何気にメチャクチャ助かるなこれ
— さめ (@SAMEX_1u2y) 2019年11月29日
oniku images!宮崎県小林市から!小林産黒毛和牛100%の豪華すぎる「お肉のフリー素材サイト」https://t.co/NHqRN9KzWv #onikuimages #小林市 pic.twitter.com/nSc5BaElqc
行政が地域の特産などをフリー素材として公開する取り組みは、フリー素材サイト「ぱくたそ」が自治体や行政と協力して公開しているコンテンツ(地域情報の発信)が最も実績がありますが、宮崎県小林市は今回、ストックフォトサービス「amanaimages」とコラボ。
小林産極上黒毛和牛ヒレ肉などのフリー素材が100枚公開されています。
フリー素材アイドル「Mika+Rika」コラボがあるということは……
この手のフリー素材サイトはユニークな点がフォーカスされがちですが、無料ほど怖いものはありません。
どんな素材が公開されているのか、プレスリリースを見てみると、見たことがある女性の写真が……。
やっぱりフリー素材アイドル「Mika+Rika」でした。
フリー素材アイドル「Mika+Rika」は、フリー素材を名乗りながらも「ダウンロード可能期間」「使用可能期間」を定めているという、フリー素材とは呼ぶには難しい双子姉妹ユニット。
現在公開されている公式サイト「【私たち、無料です。】フリー素材アイドル MIKA☆RIKA」では、「ダウンロード可能期間:2019年12月31日 / 使用可能期間:2019年12月31日」とされているため、来年1月になってもこの画像を使用している場合は規約違反となり、最悪の場合は「Mika+Rika」側から賠償請求される可能性まであります。
「Mika+Rika」がコラボしていて、「oniku images」の画像に利用期限が設定されていないわけはないだろう……と確認してみると、やはり利用期限が設けられていました。
第1条(コンテンツの利用許諾範囲)
1)利用者は、コンテンツを、第2条「禁止事項」に該当する場合を除き、決められた期間(2020年11月28日まで)において回数や媒体の制限なく広告宣伝や販売促進を目的とした利用を含め、利用地域と利用期限の制限なく何度でも利用することができます。
コンテンツ利用規約|お肉のフリー素材サイト oniku images|宮崎県小林市
ですので、2020年11月28日以降に「oniku images」を利用していた場合、使用した画像はすべて差し替える必要があります。これは、いわゆる「フリー素材」とは呼ぶには難しい案件。
行政が地域の特産物を使ったフリー素材サイトを公開するって、とても面白い取り組みだと思うのですが、どうしてこうなってしまったのか。とても残念ですね。
「良い子のみんなは、利用する前に利用規約は必ず確認しようね!」というお話でした。
(追記)「コンテンツ利用規約」が修正される
12月3日、「コンテンツ利用規約」が修正されたようです。具体的には5枚の画像(フリー素材アイドル「Mika+Rika」が写っている画像×4、宮崎県小林市長の写っている画像×1)のみ2020年11月29日までの利用期限が設けられています。
残りの95枚の画像は利用期限なしのフリー素材として利用することができます。
第1条(コンテンツの利用許諾範囲)
1)利用者は、コンテンツを、第2条「禁止事項」に該当する場合を除き、回数や媒体の制限なく広告宣伝や販売促進を目的とした利用を含め、利用地域と利用期限の制限なく何度でも利用することができます。ただし、第2項に掲げるコンテンツの利用については、同項に定める期限までに限るものとします。
2)次のコンテンツに関しては、利用期限を2020年11月28日までとします。期限は予告なく延長する場合があります。
・作品番号
コンテンツ利用規約
onikuimages-1129005
onikuimages-1129027
onikuimages-1129028
onikuimages-1129029
onikuimages-1129098
(追記)「コンテンツ利用規約」の修正について、宮崎県小林市へ経緯を聞いた
「コンテンツ利用規約」が修正されたことについて、宮崎県小林市に経緯を確認すると「まずは、本サイトの規約に一部分かりづらい点があったことをお詫び申し上げます」と謝罪した上で、「利用規約における曖昧な表現に対し、各所よりご質問をいただきました。そのため、どの画像における使用制限かを明確にするために、規約の内容を具体的に表記し直すことに致しました」と説明。
一部の画像(5枚)のみ利用期限を設けた理由については、人物写真については契約状況などを1年ごとに見直す必要があるため、無期限とすることができなかったという。利用期限を超えて利用していた場合、取り下げ依頼をする場合があるが、小林市から画像使用料などは請求するつもりはない、と説明しています。
「コンテンツ利用規約」の変更については、サイト上で案内する予定はないとのことです。
ぱくたそがフリー素材の企画をする時、必ず契約書を交わすのだけど、よく指摘されるのが使用期限。2年契約で都度更新とか提案されるのだけど、その期間しか使えなくなるし、利用者に迷惑かかるし規約変更する必要あるし…なわけで、うちは無期限。有料ならまだしもフリーで使用期限設けちゃダメでしょ
— すしぱく (@susipaku) 2019年11月30日
んで、利用規約にボソッと利用期限を表記する。これって景品表示的にどうなんだろ、フリーだから自由に使えまっせ、どぞどぞってPRメインでうたって期限切れたら容赦なく警告送るのかな。なんかダメだと思うんごよ。
— すしぱく (@susipaku) 2019年11月30日
ぱくたそが企画した一覧はこちらです。https://t.co/D3blA3M40B
— すしぱく (@susipaku) 2019年11月30日
お仕事ください(切実)
— すしぱく (@susipaku) 2019年11月30日