アマゾンジャパンは11月22日、日本で初開催となる「ブラックフライデー」セールを開始しました。ですが、一部の商品で価格が不当に表示されている可能性がSNSなどで指摘されています。アマゾン側の対応を待つというのも手ですが、こういった不当表示のセール品を見抜くために知っておいたほうが良い知識をご紹介します。
日本初開催となるAmazonの「ブラックフライデー」セールが11月22日より開始していますが、価格の不当表示などがSNSなどで指摘されています。
SNSでの指摘によると、価格が不当表示されている商品は、通常の販売時とは違うASINで出品され超高価な価格を設定、その価格に対してあたかもセール中であるかのように割引をし、通常価格で販売しているというもの。
同じ価格をセール前に高くし、セール期間中は高くした分を割引にする、という方法ではKeepaなどのAmazon商品の価格をトラッキングするツールで簡単に見破ることができてしまうため、別のASINで出品しているようだと指摘されています。
アマゾンのブラックフライデー対象品を眺めてたら既存販売品をわざわざ別ページ(ASIN)で出してるのが多く疑問に思ったものの、これ通常価格をめちゃ引き上げ超値引き感を演出してるのをkeepaのような価格トラッキングで悟られないための対策なのね…そうしないとすぐバレるもんななるほど… pic.twitter.com/j0tKHMuugp
— 霧。 (@kirifurikogen) 2019年11月21日
KeepaはAmazonヘビーユーザーにとっては外せない定番ツール。このツールを使えば価格変動をグラフで表示することができるので、不当表示があった場合は即座に気がつくことができます。
SNSでは「ブラックフライデー」セールで実施されているタイムセールにこのような商品が多数並んでいたことから、注意を呼びかける声もあがていました。
日本Amazonのブラックフライデー、中華業者のパチモン製品に10倍値の定価付けてそこから値引きしてるように見せかける手口が注目のタイムセールに大量投入されてて、公引委は何してるの?目開いたまま寝てるのかな?というお気持ち
— Y-WORKs (ビールだいすき) (@yworks2000) 2019年11月22日
Amazonのブラックフライデー、やっぱりいつものセールと変わりないな。
— ゆ も (@yuumoch) 2019年11月22日
これなんて、元値おかしすぎるでしょ。
商品画像から見ても明らかに中国製の折りたたみ傘。
これが約1万もするわけないのに、みんなカートに入れてる。
目を覚まして〜! pic.twitter.com/qNPLDn5PT2
Amazonのブラックフライデー、イヤホンのバカ高い値のやつが9割引きされてるけど、セールに合わせて値段10倍に引き上げただけで何も安くなってないのが多くて草枯れる。値引き率高いのはほぼ中国業者だな…
— ノタルム (@N0tarumu_Mutter) 2019年11月22日
これが噂の定価10倍以上にしてすごく安くなってるように見える中華製品か
— らいむ@メイプル🌸 (@raimu_qura) 2019年11月22日
Amazon Black Fridayおそるべし pic.twitter.com/TDsGE6nt0a
どなたか知りませんが、まんまと釣られた模様 pic.twitter.com/0P89vEjMJC
— なごやん (@nagoyan754) 2019年11月22日
怪しい商品を見抜くために覚えておきたい3つのポイント
Amazonがきちんと取り締まってくれれば済む話ですが、いきなり怪しい商品が一層されるということはまず考えにくいです。ガジェット系の怪しい商品にはいくつかの特徴があるので、簡単に見抜くことができます。
簡単に見分けることができる3つのポイントは以下の通り。
- Amazon.co.jpが販売、発送する商品を選ぶ
- 商品名の先頭に「メーカー名」「ブランド名」が入っていない商品は避ける
- メイン画像が「白抜きになっていない」「文字が入っている」「特殊加工がされている」商品は避ける
1つ目はAmazonがしっかりと審査をしているであろう、「Amazon.co.jpが販売する商品」を選ぶことで怪しい商品はほぼ避けることができます。商品ぺーじに「この商品は、Amazon.co.jp が販売、発送します」と記載されている商品ですね。
2つ目は商品名の頭に「メーカー名」「ブランド名」が入っていない商品は怪しいです。これはAmazonの出品者向けの利用規約で定められている項目になるため、違反している商品は怪しいと考えたほうが良いです。
3つ目は商品画像が「白抜きになっていない」「文字が入っている」「(雷など)特殊な加工や表現がされている」ような商品は怪しいです。これも利用規約で定められている項目で、怪しい商品の多くは違反しています。
覚えておくだけで怪しい商品を掴まされることは限りなくゼロに近くなるので、覚えておきましょう!