Adobeは11月4日、iPad向けアプリとして「Illustrator」を発表しました。2020年にリリース予定で、Apple Pencilにも対応。カメラを使って手描きのスケッチの取り込み、ベクター化などの機能を搭載します。
Adobeは11月4日、iPad用「Illustrator」を発表。2020年にリリース予定であると明らかにしました。
Adobeは昨年、iPad用「Photoshop」を発表し、昨日に正式リリースしたばかり。またiPad向けアプリとしてはPhotoshopのブラシを利用できるドロー&ペイントアプリ「Adobe Fresco」をリリースしています。
まだ開発は初期段階だといい、Adobeは世界中のユーザーに招待制のプライベートベクタープログラムを実施しています。
iPad用「Illustrator」の機能としては発表されている内容
iPad用アプリということでApple Pencilやタッチ操作に対応。手描きのスケッチをiPadのカメラで撮影することでIllustratorに取り込み、画像をベクター化する機能なども用意されています。
- デバイス間のシームレスな接続:Illustratorで作成したものはすべてCreative Cloudに保存できるため、デスクトップとiPadのどちらからでも制作が行えます。
- パワーと精度:アドビだからこそ提供が可能な精緻さと正確さを兼ね備えたIllustratorファイルをそのまま、劣化なく扱えます。通常の業務で作成するデザインの多くは、作成を始めてから完了するまでをすべてiPadで完結することができます。
- 直感的なエクスペリエンス:時間のムダを省き、Illustratorを簡単かつ自然に使えるように、UIを抜本的に見直しています。
- タブレットインターフェイスの活用:カメラやApple Pencilなどの活用で、今までになかった方法でデザインができます。例えば、手描きスケッチを撮影して取り込み、Illustrator iPad版を使ってベクターシェイプに変換することができます。