Adobeは11月4日、写真の編集や合成などをするデザインソフト「Photoshop」のiPad専用アプリを配信開始しました。リリース直後はデスクトップ版のフル機能は搭載されていませんが、今後のアップデートで機能が追加されていく予定です。
Adobeは11月4日、iPad向けの「Photoshop」を正式に配信開始しました。
「Photoshop」は写真の編集や合成、ペインティング、グラフィックデザインなど、クリエイティブな製作を可能にするデザインソフト。iPad版アプリではApple Pencilでのタッチ作業に最適化された合成ツールやレタッチツールが利用可能です。
当初、デスクトップ版のフル機能が利用できるようになると案内されていたiPad用「Photoshop」ですが、リリース直後はフル機能は用意されていません。今後のリリースで、ブラシ、マスキング、境界線の調整、被写体の選択など、Photoshopの高度なツールが追加され、Creative Cloudブラシやフォントもかんたんに利用できるようになると案内しています。
基本的な機能はデスクトップ版と同じで、パソコンで制作したファイルのレイヤー構造や解像度もそのまま同じ品質で作業し保存することができます。iPadのスワイプやピンチなどの操作に対応したことでより直感的に操作することが可能。
「Adobe Photoshop」をApp Storeで30日間の無料試用、Creative Cloud会員であればすぐに利用可能
iPad用「Photoshop」のダウンロードは無料。サブスクリプション制で、Photoshopの月額制メンバーシップをすでに所持しているユーザーは、Adobeアカウントでログインすることですぐに利用することができます。
Adobeアカウントを所持していなくても30日間は無料体験版として試用可能。ログインすることでAdobeのクラウドストレージに保存されたファイルにもアクセスできるため、iPadさえあればどこでも「Photoshop」の作業を開始することができます。
iPad用「Photoshop」の対応端末
対応OSは「iPadOS」。Apple Pencilは第1世代および第2世代が利用可能です。
- iPad Pro(Wi-Fi、Wi-Fiとセルラー)
- iPad Pro(12.9インチ)および第2世代
- iPad Pro(10.5インチ)
- iPad Pro(9.7インチ)
- iPad第5世代
- iPad Mini 4
- iPad Air 2
- Apple Pencil(第2世代)
- Apple Pencil(第1世代)