渋谷区の長谷部健区長が10月24日、昨年多数の逮捕者を出すなど問題となった「ハロウィン」対策について説明会を開催しました。渋谷区はハロウィン対策費として約1億円を補正予算に計上。警備員を100人以上配置するなど、警備体制を強化すると説明しています。
渋谷区の長谷部健区長が10月24日、ハロウィン対策について説明会を開催。渋谷区はハロウィン対策費として約1億円を補正予算に計上。10月25日〜27日、31日〜11月1日の期間、指定エリアでの路上飲酒を禁止。26日、31日は警備員を約100人配置するなど、警備体制を強化します。
昨年のハロウィンでは、渋谷駅周辺で軽トラックを横転させるなどの騒動があり、20人以上の逮捕者が出ました。長谷部区長は「楽しみながらマナーを守る人は基本的にウェルカムだが、マナーを犯したり、モラルのない行動に対しては、しっかりとメッセージを発信していきたい」とコメントしています。
渋谷区はコンビニやドン・キホーテなどに、酒類の販売を自粛するよう要請。「MEGAドン・キホーテ渋谷本店」では26日、31日の18時から翌朝5時まで酒類の販売自粛を発表。また仮装用のコスチュームを購入した客には、更衣室を用意するとしています。
渋谷駅周辺で路上での飲酒が禁止となるエリアは以下の通り。規制期間は10月25日~27日、31日18時~翌5時。
渋谷区は10月18日、「渋谷駅周辺地域の安全で安心な環境の確保に関する条例」を施行。条例に罰則はないが、飲酒以外にも「音響機器等により音を異常に大きく出す行為」「街路灯、標識、屋根等に上る行為」など、迷惑行為も禁止としています。
渋谷区観光協会、マナー啓発運動「SHIBUYA PRIDE SHIBUYA HALLOWEEN」を開始
一般財団法人渋谷区観光協会も、ハロウィン期間におけるマナー啓発運動を開始。「SHIBUYA PRIDE SHIBUYA HALLOWEEN」と題した啓発ムービーを公開し、街頭ビジョンなどで放映します。
動画にはZeebra、m-flo、渡部建、TERUなど、多くの著名人が出演しています。
また「NO迷惑行為」として、「ポイ捨て」「路上飲酒」「路上喫煙」「ナンパ行為」「喧嘩や揉め事」「痴漢行為」などを挙げ、「渋谷の街に訪れる全ての方が、渋谷にプライドをもち、渋谷は自分の街だと思い、大切にしてくださる事を願います」と呼びかけています。