Appleは10月8日、「macOS Catalina」を正式にリリースしました。Macに対応したApple Arcadeや、iPadと組み合わせることでデスクトップを拡張することができる「Sidecar」などが新機能として追加されています。
「macOS Catalina」正式リリース、iTunesは廃止
Appleは10月8日、Mac向けに「macOS Catalina」を正式に提供開始しました。ゲームサブスクリプションサービス「Apple Arcade」もMacに対応するなど多くの新機能が追加されます。
1/8
ユーザーにとって最も大きな変化は、長い間ユーザーに利用されてきた「iTunes」が廃止され、新アプリ「Apple Music」「Apple Podcast」「Apple TV」の3つに置き換わるという点。iPhoneなどiOSデバイスのバックアップなどはFinderから行うことができるようになります。
1/3
またiPadを2台目のディスプレイとして利用できる新機能「Sidecar」も追加。iPadをワイヤレス接続で利用でき、iPadのディスプレイをタブレット入力に利用し、スタイラス入力に対応するアプリケーションとApple Pencilを組み合わせて、イラストやスケッチを描いたり、手書きでテキスト入力することも可能になります。
「macOS Catalina」へのアップデートは無料。主な新機能やアップデートに対応するMacは以下の通り。
「macOS Catalina」に追加された主な新機能
- iTunesが廃止され「ミュージック」「TV」「Podcast」の3つのアプリに分割
- iPadアプリをMacで利用できる「Mac Catalyst」を公開
- iOSデバイスのFinder経由でのバックアップ、アップデート、復元
- 写真アプリ、新しい写真タブなど機能強化
- メモアプリ、ギャラリー表示など機能強化
- Safari、安全性の低いパスワードを警告するなど機能強化
- リマインダーアプリ、新デザインや編集など機能強化
- iPadを2台目のMac用ディスプレイとして使えるようにする「Sidecar」を追加
- スクリーンタイム機能が追加
- 子ども向けに「通信の制限」機能が追加(今秋提供予定)
- セキュリティ機能を強化
- 「探す」アプリを追加
- Macの音声コントロールを追加
「macOS Catalina」に対応しているMac
- MacBook 2015以降
- MacBook Air 2012以降
- MacBook Pro 2012以降
- Mac mini 2012以降
- iMac 2012以降
- iMac Pro 2017以降
- Mac Pro 2013以降