ソフトバンクが携帯電話契約で、2年間の契約条件で利用料金が割引となる「2年縛り」を9月中旬にも廃止する方針だと報じられています。あわせて2年縛りの途中解約時に発生する「違約金」も廃止されるということです。日本経済新聞が報じています。
ソフトバンクが「2年縛り」「違約金」を廃止へ
ソフトバンクが携帯電話契約で、2年間の契約を条件に月々の利用料金を割り引く、いわゆる「2年縛り」を廃止する方針だと報じられています。2年縛りの途中解約時に発生する「違約金」も廃止する方針とのこと。
2年縛りは携帯電話キャリアのプランとしてはスタンダードで、携帯大手3社はこれまで途中解約時には9,500円の違約金を課していました。総務省は今年6月、2年縛りを見直すよう行政指導を実施。また違約金の上限を1000円とする案を示しています。
10月1日から開始される総務省の新ルールでは2年縛りでの割引上限は月額170円まで、携帯電話本体の割引についても上限2万円までとされています。
例えばiPhone XSであれば、割引なし価格は約12万円ですが、携帯電話キャリアの割引を利用することで実質約6万円で販売されていますが、新ルールでは10万円になります。
【追記】ソフトバンクから新料金プランが発表されています。
ソフトバンク「2年縛り&違約金なし」新料金プランを発表、新プランへの変更は違約金なしKDDI(au)、ドコモの新ルール対応状況は?
携帯大手3社で「2年縛り」「違約金」のどちらも廃止するのはソフトバンクが初めて。KDDI(au)は8月28日に新料金プラン「auデータMAXプラン Netflixパック」を発表。2年縛りは継続され、違約金は新ルールの上限である1,000円で設定されています。
各社が後出しで新料金プランを発表しているのは、第4のキャリアとして注目されていた「楽天」の存在があったことが挙げられますが、本格的なサービス開始は2020年春になる見通しと共同通信などが報じています。
KDDIとドコモは9月中にも新ルールに対応した料金プランを発表するとされています。