“痴漢対策スタンプ” シヤチハタがテスト販売を開始、約30分で売り切れーー冤罪やイジメを不安視する声も

“痴漢対策スタンプ” シヤチハタがテスト販売を開始、約30分で売り切れーー冤罪やイジメを不安視する声も

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シヤチハタは8月27日、今年5月にSNS上で話題になった"痴漢対策スタンプ"の試験販売を開始しました。発売に先立ち「冤罪」や「イジメ」に対する心配の声もあがりましたが、「ご心配はごもっともです」としながらも、「『違法行為を許さない』という意思表示、抑止力です」とコメントしています。

シヤチハタ「迷惑行為防止スタンプ」をテスト販売、約30分で売り切れ

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シヤチハタは8月28日、公式サイトで「迷惑行為防止スタンプ」のテスト販売を開始。販売予定数は500個とされていましたが、販売開始からわずか30分程で売り切れとなっています。

「迷惑行為防止スタンプ」は今年5月、Twitterで「痴漢をされたら安全ピンで刺してやれ」と保健の先生から助言を受けたとする投稿が話題になり、安全ピン以外にも「ハンコはどうか?」といった声があがり、シヤチハタが検討を進めていたもの。

「迷惑行為防止スタンプ」にはシヤチハタの「キャップレス9」「迷惑行為防止スタンプ」zをベースに、特殊インキであるUV発色インキを採用したもの。印面は手のマークになっており、太陽光や証明の下では無色透明ですが、ブラックライトを当てると印影が浮かび上がります。

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30分で売り切れ

迷惑行為防止条例などに抵触する行為に対し、抑止力や実用性の検証を兼ね、8月27日13時から500個のみのテスト販売を開始しましたが、わずか30分で売り切れとなっています。

ネット上では「冤罪」や「イジメ」を不安視する声も

「迷惑行為防止スタンプ」が発売されることに対し、ネット上では「心強いです。ありがとうございます!」「心から支持します」といった声があがる一方、痴漢の「冤罪」や「イジメ」など悪用される可能性を不安視する声も多数よせられています。

シヤチハタは悪用の可能性について「ご心配はもっともです」としながらも、「一番の目的は『違法行為を許さない』という意思表示、抑止力です」と説明。「今後もどのような形で社会に貢献できるか考え続けて参ります」とコメントしています。

また購入する際には「ご購入に伴う同意書」への同意が必須となっていました。同意書では「当商品を使用し、故意に人に危害を加えたり、強迫行為を行うことを禁じます」などと記載されていました。

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購入には「同意書」への同意が必要