「はるかぜちゃん」の愛称で知られる女優の春名風花が8月25日、自身のTwitterを更新。始業式を控えた学生たちへのメッセージとして「いじめをするのなら、学校なんて来なくても良いんだよ」とするメッセージを投稿し反響を呼んでいます。
春名風花「いじめをするのなら、学校なんて来なくても良いんだよ」
はるかぜちゃんの愛称で知られる女優の春名風花が8月25日、自身のTwitterを更新。毎年8月31日の新学期前になるとネット上で多くのユーザーから、学校に行きたくない学生へメッセージが発信されることに触れ、学生に向けメッセージを投稿しています。
春名は夏休み終盤になると「無理して学校に行かなくて良いんだよ」といったツイートが増えるが、「学校に行かなくてもいいんだよ」はいじめている側にかける言葉だと投稿。
「他人の学ぶ権利を邪魔するのならば、学校には来ないでください。いじめなんてせず、真面目に学校に通いたい人達の迷惑になります」「そして、いま現在いじめを受けている皆さん。あなたがたには堂々と学校に行く権利があります。誰にも遠慮せず学ぶ権利があります。その事を絶対に忘れないでください」とメッセージした。
今年もまた「8月31日の夜に」というタグで来週あたりからいろんなメッセージが発信されると思うのですが、僕の知ってる学校はほとんど明日が夏休み明けの始業式です。なので舞台本番期間中ではありますが、今晩は少しだけ僕からのメッセージを聞いてください。
— 春名風花 official (@harukazechan) 2019年8月25日
毎年この時期になると「無理して学校に行かなくて良いんだよ」というツイートがタイムラインに溢れます。一見優しい言葉に見えますし、緊急対応としても間違いではありません。でも、「学校に行かなくてもいいんだよ」と言うメッセージは、本来、いじめている側にかけるべき言葉です。
— 春名風花 official (@harukazechan) 2019年8月25日
他人の学ぶ権利を邪魔するのならば、学校には来ないでください。いじめなんてせず、真面目に学校に通いたい人達の迷惑になります。そして、いま現在いじめを受けている皆さん。あなたがたには堂々と学校に行く権利があります。誰にも遠慮せず学ぶ権利があります。その事を絶対に忘れないでください。
— 春名風花 official (@harukazechan) 2019年8月25日
学校から追い出されるべき生徒は、いじめを受けた子どもではありません。学校に残さなければならないのはいじめをしていない子どもたちです。「つらいなら学校なんて行かなくて良いんだよ」と、いじめられた側を追い出して、何事もなかったように学校生活を送ろうとする人達を、僕は絶対に許せない。
— 春名風花 official (@harukazechan) 2019年8月25日
なので、夏休みの終わりに声を大にして書いておきます。「いじめをするのなら、学校なんて来なくても良いんだよ」
— 春名風花 official (@harukazechan) 2019年8月25日
クラス全員で1人をいじめたのなら、被害者1人だけに登校する権利がある。数なんて関係ない。多数の加害者を学校に残し被害者を追い出すのはおかしい。集団生活を送る上で「他者を攻撃しない」「他人の権利を侵害しない」という最低限のマナーを守れる人だけが、学校で学ぶ権利を有していると僕は思う。
— 春名風花 official (@harukazechan) 2019年8月25日
春名「不登校にすることで、その時だけ問題を解決したことにしている」
春名の一連の投稿はTwitterで広く拡散され、ネット上では賛否両論さまざまな意見が寄せられています。春名は先のツイートに続き、現在はいじめ被害者側が一方的にリスクを背負わされている状態だと指摘。
また、いじめ加害者側も被害者が学校に来なくなれば罪を償うことも反省することもできないとし、加害者にとっても「不幸なこと」だとし、被害者を不登校にすることで一時的な問題解決をしている現状から、ほんとうの意味での解決に踏み出して欲しいとコメントしています。
①昔はいじめられても休ませてもらえず無理して登校する子ばかりだった。それが僕の世代に「行かなくて良いんだよ」と言って貰えて、救われる子が出てきた。でもいつしかそれだけが正解になり、「いじめられるのがイヤなら学校に行かなきゃ良いのに」とか「被害者を転校させて全て解決!」ってなった。 https://t.co/RoNmLn5ZLg
— 春名風花 official (@harukazechan) 2019年8月25日
②今はその「そのまま自宅から出られなくなるかも知れないリスク」を、被害者側が一方的に背負わされている状態。そりゃ、誰が首謀者なのか分からないいじめを解決するよりも、被害者1人を追い出して無かったことにする方がラクだし、被害者もいったん学校から避難することで「その時は」救われる。
— 春名風花 official (@harukazechan) 2019年8月25日
③でも長い目で見たら、将来の選択肢がたくさん与えられているのはその時も普通に学校に通っていたいじめっ子たちで、不登校を選択した子たちはそれからもずっと遅れた勉強を取り戻すのに苦労したり、進学や就職の幅が狭まったり、人目が怖くて外に出られなくなったり、茨の道を歩まなければならない。
— 春名風花 official (@harukazechan) 2019年8月25日
④ いじめた側だって相手が学校から消えてしまえば罪を償うことも出来ないし、反省することもできない。それは彼等にとっても、実は不幸なこと。これからは被害者を不登校にすることで「その時だけ」問題を解決したことにしている現状から、もう一歩先の「本当の解決」に踏み出して欲しいと僕は思う。
— 春名風花 official (@harukazechan) 2019年8月25日