「メルカリの売上金を使えるのが良い」QRコード決済、総合満足度1位はメルペイ

QRコード決済、総合満足度1位は「メルペイ」

MMD研究所が「2019年7月 QRコード決済の満足度調査」の調査結果を公開しています。ユーザーの総合満足度が最も高かったのは「メルペイ」でした。

調査は「2019年7月 QRコード決済利用動向調査」において利用率の高かった上位6サービスのユーザー(18歳〜69歳の男女600人)を対象に実施。ユーザーの総合満足度は「メルペイ」が最も高く71%、2位は「LINE Pay」で68%、3位は「楽天ペイ」となっています。

家族や友人にオススメしたいかどうかという調査では、1位が「メルペイ」、次いで「LINE Pay」「楽天ペイ」が同率という結果。

上位3サービスのオススメの点数をつけたユーザーの理由が、一部抜粋して紹介されています。

メルペイ

• 「メルカリの売上金を使えるのが良い(20 代・女性)」
• 「キャッシュバックのキャンペーンが魅力的だから(30 代・男性)」

LINE Pay

• 「「魅力的なキャンペーンが多いし、使いやすい(30 代・女性)」
• 「割引クーポンやポイント還元があり、会計の楽さを差し引いても便利(10 代・男性)」

楽天ペイ

• 「楽天ユーザーならポイントが使えるのでお得だと思う。使える店舗が楽天エディ並みに増えればいいと思う(30 代・女性)」
• 「カードよりも支払いのスピードが早い(20 代・男性)」

「PayPay」は店舗数やキャンペーンの評価は高いが、それ以外の評価が低い

「QRコード決済サービスの項目別満足度」を見てみると、100億円キャンペーンで知名度とユーザーを獲得したPayPayが苦戦しているような印象を受けます。

PayPayは「使える店舗の豊富さ」「キャンペーンやお得さ」で1位にランクインしているものの、「アプリのデザイン、使いやすさ」5位、「セキュリティの安心」5位、「支払いのスムーズさ」5位、「サービスブランドの信頼」6位と、ユーザーからの評価が低くなっています。

ただし実際のセキュリティはユーザーの評価とは違い、「PayPay」「LINE Pay」には2段階認証(2要素認証)があるが、「楽天ペイ」「メルペイ」はIDとパスワードだけでログイン可能。イメージが先行してセキュリティに不安を覚えるユーザーが多いようです。