Ankerは7月8日、USB急速充電器「Anker PowerPort Atom PD 4」を回収すると発表しました。製造工程で発生した不良品が正常品と混在した状態で出荷されていたといい、ユーザーから液漏れと発煙が報告されていました。
USB急速充電器「PowerPort Atom PD 4」、不良品が混在した状態で出荷されていたと報告
Ankerは7月8日、USB急速充電器「PowerPort Atom PD 4」を回収すると発表。製造工程において発生した不良品(初期ロット内40個)が正常品と混在した状態で出荷されていたと報告しています。
6月7日に一部のユーザーからカスタマーサポートに「電解コンデンサーの液漏れと発煙が生じた」と報告があり、同日より調査を開始し判明。「事故等の発生防止を第一に考え、この度、本製品の回収を実施させていただきますのでご案内申し上げます」と案内しています。
不良品ははんだ接合の肯定で、通常よりも長い時間加熱された製品だといい、出荷不可として廃棄処理される予定でしたが、委託先の製造工場の管理体制に不備があり、正常品と混在した状態で出荷されたと説明しています。
Ankerは「多大なるご心配とご迷惑をおかけ致しますことを深くお詫び申し上げます」と謝罪し、製品回収への協力を呼びかけています。
「Anker PowerPort Atom PD 4」を購入したユーザーは、「オンライン受付」もしくは電話受付で回収および返金の手続きを受けることができます。
「Anker PowerPort10」も発火事故、原因は調査中
AnkerのUSB急速充電器の事故は先月にも「Anker PowerPort10」が発火したという事例が報告されており、Ankerは公式サイトで早期の原因特定と再発防止に向けて取り組むとしています。