旧世代のMacBook Pro 15インチが搭載するバッテリーが過熱し、安全面にリスクをもたらす恐れがあるとして、Appleがリコールプログラムとして「自主回収および無償交換プログラム」を発表。米国消費者製品安全委員会およびカナダ保健省の共同発表によると、アメリカだけで約432,000台が販売されていると報告しています。
リコール対象の「MacBook Pro」はアメリカだけでも約43万台
Appleが6月20日にリコールとして発表した、旧世代「MacBook Pro」のバッテリーが過熱する問題で、米国消費者製品安全委員(CPSC)とカナダ保健省は共同発表で、アメリカでは約432,000台、カナダでは約26,000台が販売されていると報告しています。MacRumoursが報じました。
Appleがリコール対象としているMacBook Proは2015年9月から2017年2月に販売された15インチモデル。「お客様の安全は最優先事項」「本件に該当する15インチMacBook Proユニットの使用を中止していただくことをお願い申し上げます」と、自主回収および無償交換プログラムを案内しています。
旧世代のMacBook Proは5月末にも爆発して炎上する事故が報告されていますが、CPSCには26件のバッテリーに関連した報告を受けているとのこと。カナダでは報告は受けているが、負傷者などの報告はないといいます。
リコール対象の「MacBook Pro 15インチ」を利用しているユーザーは必ず交換を
先日報告されたMacBook Pro 15インチが爆発して炎上した事故は、ユーザーの膝の上で突然煙を吐き始め出火。使用していたのは純正の電源アダプタで、Apple以外の業者での修理を行った履歴もなかったとのこと。
被害にあったユーザーは「もし私が飛行機に乗っていたら、状況はもっと悪くなっていただろう」とコメントしていましたが、当該モデルをそのまま使い続けるのはリスクが高い気がしますね。
所有するMacBook Proがリコール対象モデルかは、Appleサポートでシリアル番号を入力することで確認できます。
MacBook Pro 15インチ「バッテリーが過熱し、安全面にリスクをもたらす恐れ」――自主回収プログラムを案内