ヒーローショーの聖地として知られる東京ドームシティの「シアターGロッソ」でヒーローショーのお姉さんを務めていた中山愛理さんが6月23日、自身のTwitterを更新。ヒーローショーの裏側でセクハラやパワハラがあったと告発する内容の投稿をし、物議を醸しています。
「入った当初からの度重なる嫌がらせとセクハラに黙って1年耐えていた」
「シアターGロッソ」でヒーローショーのお姉さんを務めていた中山愛理さんが6月23日、Twitterを更新。ヒーローショーの裏側で、セクハラやパワハラに耐えてきたことを明かし、物議を醸しています。
「シアターGロッソ」はヒーローショーの聖地として知られる場所。中山さんは、リュウソウジャーの公演を卒業したことを報告するとともに、卒業の理由について説明。
「入った当初からの度重なる嫌がらせ(基本的に挨拶も無視、握手会中に水を掛けて妨害する、など)と、セクハラ (男性器のあだ名をつけて呼ぶ、すれ違い様にお尻を揉む、避けられない空間での卑猥な質問や直接的に胸を触る、など)に黙って1年耐えていた」といい、「それも不愉快だったのかゴールデンウィーク明けに『力不足なのでもう来なくていいです』と言われてそれっきりです」と告白。
中山さんは「わたしの力不足に間違いありません」としながらも、「しかしそれ以上に許してはいけないことが沢山ありました」「特に性的な嫌がらせは、気にしていない、怒っていないフリをし続けなければいけませんでした」「お客様のおかげでお仕事は楽しかったけれど、胸を張って子供たちの前に立つには、少し辛かったのも事実です」とコメント。
続けて「楽しいことに水を差してしまって本当にごめんなさい」「どうか少しでもいい方向に、子供たちの未来に希望を抱ける正しい社会になりますように」とつづっています。
記事公開時点でシアターGロッソからの公式な発表は行われていませんが、シアターGロッソの公式Twitterにはファンから批判や説明を求める声が多数寄せられています。
(6月26日 追記)ヒーローショーを運営する東京ドーム、および制作する東映エージェンシーからコメントが発表されました。
ヒーローショー"お姉さん"がセクハラ告発、東京ドームと東映がコメント「事実であれば誠に遺憾」中山愛理さんによる告発ツイート
改めまして、#Gロッソ #リュウソウジャー 第2弾、ご来場本当にありがとうございました!
— 中山愛理 (@EriNakayamaEri) 2019年6月23日
推しには会えたかな?
お友だちの元気な声に、とてもとても元気を貰いました(*´꒳`*)
また、私は第2弾のゴールデンウィークをもちまして、シアターGロッソのお姉さんを卒業しました!
— 中山愛理 (@EriNakayamaEri) 2019年6月23日
こちらは事前にお知らせできなくてごめんなさい。5月から沢山のお声を頂いて、皆さんの温かさが本当に嬉しかったです。
怪我も病気もなく元気いっぱいに過ごしてますのでどうぞご心配なく(ง •̀_•́)ง
1年と少し、遊びに来てくれるお友だちの皆さんに出会えてとても楽しくお仕事させて頂きました!
— 中山愛理 (@EriNakayamaEri) 2019年6月23日
本当にどうもありがとうございます😊
またお会い出来る機会があればツイッターでもお知らせしますので、ぜひお気軽に話しかけて下さいね! オフ会もやろうね!
続きの文があります。
— 中山愛理 (@EriNakayamaEri) 2019年6月23日
少し長いですが、読んでくださったら嬉しいです。
どうして卒業したかというと、入った当初からの度重なる嫌がらせ(基本的に挨拶も無視、握手会中に水を掛けて妨害する、など)と、セクハラ (男性器のあだ名をつけて呼ぶ、すれ違い様にお尻を揉む、避けられない空間での卑猥な質問や直接的に胸を触る、など)に黙って1年耐えていたら、
— 中山愛理 (@EriNakayamaEri) 2019年6月23日
それも不愉快だったのかゴールデンウィーク明けに「力不足なのでもう来なくていいです」と言われてそれっきりです。
— 中山愛理 (@EriNakayamaEri) 2019年6月23日
会社からは、余計なことを言ったらもうお前に仕事を振らないぞ、と強く言われていましたのでこれを発信するということはそういうことです。
わたしの力不足に間違いありません。しかしそれ以上に許してはいけないことが沢山ありました。
— 中山愛理 (@EriNakayamaEri) 2019年6月23日
特に性的な嫌がらせは、気にしていない、怒っていないフリをし続けなければいけませんでした。
お客様のおかげでお仕事は楽しかったけれど、胸を張って子供たちの前に立つには、少し辛かったのも事実です。
降りかかる性的な嫌がらせを、気にせず笑って流せるのがよく出来た女だとも言われてきました。でも、平成も終わり令和の時代を生きる子供たちには、前時代的なハラスメントに苦しめられることなく、自らの権利を害されることなく生きて欲しいと思います。そんなヒーローに出会って欲しいと思います。
— 中山愛理 (@EriNakayamaEri) 2019年6月23日
以上のことでわたしは卒業です。
— 中山愛理 (@EriNakayamaEri) 2019年6月23日
あいつは辞めさせられたから、と言っている人がいることも知っています。
あらゆることを笑って流すことができずにいた私は、さぞかしノリの悪い人間に見えたことだと思います。
「パワハラ、セクハラはただの冗談だから、そういう業界だから仕方ない」と散々言われてきました。お仕事が楽しかったのであれば、本当は余計なことを発信せずに黙って耐えておくべきなのかもしれません。ですが、どんな業界であれ次の世代のために変わらなければいけないと思っています。
— 中山愛理 (@EriNakayamaEri) 2019年6月23日
お客様の声に本当に支えられてきました。
— 中山愛理 (@EriNakayamaEri) 2019年6月23日
ありがとうございました。
楽しいことに水を差してしまって本当にごめんなさい。
どうか少しでもいい方向に、子供たちの未来に希望を抱ける正しい社会になりますように。
色々な意見がある事も承知しています。私が嘘をついているという意見も含めておおよそ全部読んでいます。
— 中山愛理 (@EriNakayamaEri) 2019年6月24日
その上で、改めて。
少し長くなりますが、追記させてください。 pic.twitter.com/PLJoWJ5dfG