Appleが今週リリース予定の「iOS 13」をインストールしたiPhoneで、マイナンバーカードの読み取りに対応すると日本経済新聞が報じています。これにより、iPhoneから児童手当の申請や確定申告が可能になるといいます。
iOS13が「マイナンバーカード読み取り」に対応、iPhoneだけで確定申告が可能に
Appleが今秋リリース予定の「iOS 13」では、iPhoneに搭載されているNFC機能を使い、マイナンバーカードの読み取りが可能になると日本経済新聞が報じています。
これにより、政府が公開する専用アプリを通して、マイナンバーカードで本人確認を行い、政府の運営するサイト「マイナポータル」から確定申告や児童手当の申請など、各種手続きが可能になるといいます。
すでにAndroid搭載のスマートフォンの一部ではマイナンバーカードの読み取りに対応していますが、ユーザー数の少なさなども影響し、インターネットでのマイナンバーカード利用は広がっていない状況です。
政府CIO補佐官などを務める楠正憲氏「ようやく機が熟しました」
内閣官房情報化統括責任者補佐官や東京大学大学院で非常勤講師などを務める楠正憲氏も自身のTwitterで日本経済新聞の記事を引用し「やっと解禁になりましたか」とコメント。
やっと解禁になりましたか。という訳でiPhoneでもマイナンバーカードを読み取れる方向で準備を進めています。ずっと永田町や評論家の方々からお叱りを受けてましたが、ようやく機が熟しました / “確定申告、iPhoneで楽に マイナンバーカード読み取り :日本経済新聞” https://t.co/Bz0jCEFshA
— 楠 正憲 (@masanork) 2019年6月11日
「iPhoneでもマイナンバーカードを読み取れる方向で準備を進めています。ずっと永田町や評論家の方々からお叱りを受けてましたが、ようやく機が熟しました」と説明しています。