Appleが今秋リリースする「iOS 13」の新機能として「Optimized Battery Charging」(最適化されたバッテリー充電)が追加されています。この充電モードを利用することで、バッテリー充電による劣化を少なくし、結果としてバッテリー寿命が長くなります。
iOS 13に新充電モード「Optimized Battery Charging」が追加
WWDC 2019でAppleが今秋リリースする予定と発表した「iOS 13」の新機能として「Optimized Battery Charging」(最適化されたバッテリー充電)を追加しました。
同機能はWWDC 2019の基調講演では大きく触れられていませんでしたが、ユーザー側の視点では非常に大きな変更点。バッテリー充電が最適化されることで、バッテリー寿命が伸びる可能性があります。
「Optimized Battery Charging」は設定アプリを開き バッテリー > バッテリーの状態 から有効にすることができます。
有効にすると、iPhoneはユーザーの生活習慣を学び、バッテリー負荷を軽減した充電を開始。例として就寝時にバッテリー充電する週間がある場合、就寝中のバッテリー充電は80%まではすぐに行われますが、残りの20%充電は起床時間にあわせて100%になるように充電されます。
バッテリーが劣化するとiPhoneはパフォーマンスが制限される
iPhoneのバッテリーが劣化すると「突然シャットダウン」される可能性があるため、iOSには「iPhoneが正常に動作するようにパフォーマンスを制限する機能」が備えられています。
このバッテリー劣化による機能制限については大きな波紋を呼び、2018年にはバッテリー交換にかかる費用を値下げする対応が行われていました。
新機能のおかげで、バッテリー寿命が延びるのは嬉しい限り。なおiPhone X、XR、XSのバッテリー交換は7,800円、それ以外のiPhoneのバッテリー交換は5,400円となっています。