「Googleマップ」アプリの音声案内の声を担当していた、バイリンガルフリーアナウンサーの野口美穂さんが5月12日、「Googleマップの声のお姉さんとして最後の感謝動画です」と動画を投稿しました。Googleマップの音声案内の声は、5月7日のアップデートのタイミングで野口さんから変更されていました。
Googleマップの音声案内を担当していた野口美穂さん、感謝の"卒業"動画
「およそ300メートル先、左方向です」ーーGoogleマップの音声案内の声を担当していたバイリンガルフリーアナウンサーの野口美穂さんが5月15日、「Googleマップの声のお姉さんとして最後の感謝動画です」と動画を投稿しました。
「Googleマップ」アプリは5月7日にアップデートが行われ、音声案内の声が野口美穂さんから変更されており、現在は別の女性の声になっています。
「私の中では感謝感謝でいっぱいです」と心境を明かした野口さん。Googleマップの音声案内の声は2016年にも野口さんから機械音声に変更され、多くのユーザーから「以前の声に戻して欲しい」「ロボット声がわかりづらい」という意見がGoogleに寄せられ、Googleは同年8月、再び野口さんの声に戻すという異例の対応をとっていました。
野口さんは「いつかはこういった交代もあるだろうな」と感じていたといい、「今回の新システムもそうですけど、新しいテクノロジーが私達の生活にどんどんと入っていくなかで、大切なのは人間らしさじゃないかなって思います。その人間らしさを出す要素っていうのは声じゃないかなって思うんですね」と進化するテクノロジーについて持論を展開。
皆さん今まで本当にありがとうございました😊Googleマップの声のお姉さんとして最後の感謝の動画です✨
— 野口美穂@Googleマップのお姉さん卒業しました✨長い間ありがとうございました😌大感謝❣️ (@mihonog) 2019年5月12日
フルバージョンははこちら↓https://t.co/PJF5Od3qey#Googleマップ #グーグルマップ #声の人 #野口美穂 pic.twitter.com/RnOrG9DO4x
続けて「なので話す家電とかAIスピーカーとかたくさんありますけど、誰かに話しかけてもらっているような、そういう暖かみっていうのがこれからもたくさん出てきてくれるんじゃないかなって思ってますし、私もそんな一部になれたらなって思っています」と、今後の活動への思いを語っています。
動画の終わりには「最後はこのフレーズでお別れです」と切り出し、「目的地に到着しました。お疲れさまでした」とGoogleマップの音声案内でお馴染みのフレーズで結びました。
「寂しいけど…お疲れ様でした!」「あなたの声に何度も救われました」SNSで感謝と惜しむ声
多くのユーザーが慣れ親しんでいたGoogleマップの音声案内ということもあり、ネット上では野口さんの"卒業"動画に「お疲れ様でした!」「あなたの声に何度も救われました。ありがとうございました!」と感謝する声が殺到。
また「美穂さんの声は生活の一部でした 寂しいけど…お疲れ様でした!」「グーグルマップはこの人の声じゃないと!いつか戻ってきて下さい…!」と卒業を惜しむ声も多数寄せられています。
野口美穂さん、今までお世話になりました!