終了したサービスの墓地「ベンチャーのお墓」先輩経営者の失敗から学ぶ、お蔵入りサービスまとめサイト

終了したサービスの墓地「ベンチャーのお墓」先輩経営者の失敗から学ぶ、お蔵入りサービスまとめサイト

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終了したウェブサービスおよび終了した理由を掲載するサイト「ベンチャーのお墓」が公開されています。hackjpnが運営するサイトで、「先輩経営者の失敗から学ぶ」ことなどが目的だそうです。

終了したサービスと理由がまとまった「ベンチャーのお墓」

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ベンチャーのお墓 | 同墓地では国内外のお蔵入りしたベンチャー企業のサービスを紹介します。

hackjpnは4月30日、国内外のお蔵入りしたベンチャー企業のサービスを紹介するサイト「ベンチャーのお墓」を公開しました。ウェブサービスの概要から運用時期、創業者、資金調達額、失敗した理由などが掲載されます。

5月7日時点で登録されているサービスは49個で、国内のサービスとしては「Paymo」や「Syn.」などから「Yahoo!ブログ」「Google+」などが並んでいます。

同サービスは「登記していた」「現在はもう運営していない」「開発が止まっている」の条件を満たしていればユーザーが投稿することも可能です。

「ベンチャーのお墓は先輩経営者の失敗から学ぶためにあります」

「ベンチャーのお墓」は「先輩経営者の失敗から学ぶためにあります」と説明されており、今後のスタートアップの発展を願って作成されているとのこと。

ユーザー投稿型によるデメリットか、記載されている内容の正確性は少し不安が残ります。例えば「Yahoo!ブログ」項目では、企業情報は米Yahoo!の内容になっていたり、nanapiが運営していた即レスチャットアプリ「アンサー」では、創業者がけんすうになっていたりします。けんすう氏を創業者と言うかも疑問ですが、せめて「古川健介」と書くべきでは……。

類似サービスとしてGoogleが終了させてきたサービスのお墓「The Google Cemetery」というサイトがありますが、「ベンチャーのお墓」と比較すると情報量が圧倒的。

「先輩経営者の失敗から学ぶ」にはまだ情報が集まっていない印象なので、今後の発展に期待したいところですね。