Appleが6月3日から開催する開発者向けイベント「WWDC 2019」において、新型「Mac Pro」および新型「ディスプレイ」を発表する見通しだと、米Bloombergが報じています。新型ディスプレイについてはAppleの情報に詳しい著名アナリストのMing-Chi Kuo氏も2月、「Appleは2019年に31.6インチの6Kディスプレイを発表する」と伝えていました。
当初は2018年発表とされていた新型「Mac Pro」が遂に登場か
Appleは6月3日から6月7日、米カリフォリニア州サンノゼのマッケナリー・コンベンションセンターで、Apple最大の年次イベントである世界開発者会議「WWDC 2019」を開催します。
WWDCでは例年、次期iOSやmacOSなどが発表されますが、かねてより2019年に発表すると告知されていた新型「Mac Pro」および新型「ディスプレイ」も発表されるようだと、米Bloombergが報じています。
新型「Mac Pro」は2017年4月、Appleが米報道関係者向けに会見を行い、モジュール式なシステムを導入し、ユーザーがメモリなどを簡単にアップグレードすることが可能なモデルへとアップデートすると説明。
当初は2018年に発表予定とされていた新型「Mac Pro」ですが、2018年4月にはAppleのMacハードウェアマーケティング担当シニアディレクター・Tom Boger氏が「2019年に発表」と延期されたとを明らかにしていました。
遂にApple純正ディスプレイが復活?WWDCで発表される可能性
また新型「Mac Pro」とともに開発中と告知されていた、Appleブランドの独自ディスプレイについてもWWDCで発表される可能性があるとのこと。
Appleは2016年に「Thunderbolt Display」の製造を終了し、同年10月のスペシャルイベントでは「LG UltraFine 5K Display」を発表。ディスプレイ市場から撤退したかと見られていましたが、2017年には新型ディスプレイを開発中だと明かし、新型「Mac Pro」とあわせて発表されると予測されていました。
Appleの情報に詳しい著名アナリストのMing-Chi Kuo氏は2019年2月、新型「ディスプレイ」は「31.6インチ6Kディスプレイ」になると伝えており、BloombergはHDR(ハイダイナミックレンジ)をサポートすると伝えています。