株式会社みらい翻訳が国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)と共同研究にて改良したニューラル機械翻訳エンジンを採用した「みらい翻訳」が、TOEIC960点レベルのビジネスマンと同等の翻訳精度を実現したと発表。翻訳の精度を確認できる「お試し翻訳」を試してみました。
みらい翻訳「TOEIC960点レベルのビジネスマンと同等の翻訳精度を実現」
株式会社みらい翻訳がNICTとの共同研究のもと開発した日英翻訳エンジンが、ビジネスコミュニケーションや経済系ニュースなどの実務上の文章翻訳において、和文英訳でプロの日本人翻訳者と同等の翻訳結果が得られることが確認されたと発表しています。
また、同じ文章でTOEICスコアが920点から960点レベル(ネイティブスピーカーとスムーズにビジネスコミュニケーションできるレベル)の日本人ビジネスマンの翻訳結果と機械翻訳結果を比較したところ、機械翻訳結果の精度が高いことを確認できたとのこと。
和文英訳の比較でも、TOEIC960点レベルの日本人ビジネスマンと同等精度の機械翻訳結果が得られたといい、ビジネスマンの翻訳よりも機械翻訳のほうが優秀で、プロ翻訳者に迫る精度だとしています。
「みらい翻訳」と「Google翻訳」の翻訳精度を比較
「みらい翻訳」を試用することができる「お試し翻訳」を使ってGoogle翻訳と比較してみたところ、みらい翻訳のほうが確かに自然な言い回しに翻訳されているように感じました。
「お試し翻訳」で翻訳できる文章は2,000文字まで。Google翻訳のようにウェブページすべてを翻訳するようなことはできませんが、補助的に使うだけでもかなり便利そうです。
MacRumoursの記事「TikTok Unbanned in India」の冒頭の1文をそれぞれで翻訳し比較した文章が以下。
Tik Tok, which was pulled from the App Store in India last week to comply with a government demand to block downloads over child safety concerns, is allowed to return to the App Store, reports Reuters.
The southern state of Tamil Nadu had asked the Indian government to ban the TikTok app on the grounds that it encouraged pornography and could expose children to sexual predators, leading the government to send a letter to Apple and Google asking the companies to remove the app from their respective App Stores.
ロイター通信によると、子供の安全性に関する懸念からダウンロードを阻止するという政府の要求に応えるために先週インドのApp Storeから引き出されたTik Tokは、App Storeに戻ることを許可されているという。
南部のタミルナードゥ州は、ポルノを奨励し、子供を性的捕食者にさらす可能性があるとの理由でTikTokアプリを禁止するようインド政府に要請し、政府にAppleとGoogleにアプリの削除を求める手紙を送った。 それぞれのアプリストア。
Reutersの報道によると、Tik Tokは先週インドのApp Storeから削除されたが、子どもの安全を懸念して政府がダウンロードをブロックするよう要求したため、再びApp Storeに復帰することが許可されたという。
インド南部のタミル・ナードゥ州は、TikTokアプリがポルノを助長し、子どもを性犯罪者にさらす恐れがあるとして、インド政府に同アプリの販売禁止を求め、政府はAppleとGoogleに書簡を送り、両社にそれぞれのApp StoreからTikTokアプリを削除するよう求めた。