「最近、ほんとうに感心したんだけど今のネズミ講は横文字の海外ゲームにかぶせて名前つけるんですね」と、ネズミ講の名前に海外ゲームの名前をつける理由に感心したというツイートが注目を集めていました。海外ゲームの名前にかぶせると悪評が検索結果に出ないのだそうです。
「最近、ほんとうに感心したんだけど今のネズミ講は横文字の海外ゲームにかぶせて名前つけるんですね」
「最近、ほんとうに感心したんだけど今のネズミ講は横文字の海外ゲームにかぶせて名前つけるんですね」というツイートがTwitterで注目を集めていました。
ネズミ講の名前を海外ゲームにかぶせる理由について、「これやると悪評が検索に出てこないんですよ」と説明しており、「『マルチ ○○』で検索すると〇〇のマルチ対戦が出てきて一切検索対象にならない」のだそう。
最近、ほんとうに感心したんだけど今のネズミ講は横文字の海外ゲームにかぶせて名前つけるんですね。
— カッコウ@VRCはじめました (@nest_cuckoo_) 2019年4月14日
これやると悪評が検索に出てこないんですよ。
「マルチ ○○」で検索すると〇〇のマルチ対戦が出てきて一切検索対象にならない
このツイートを投稿したカッコウ@VRCはじめましたさん(@nest_cuckoo_)によると、検索から逃れられるキーワードは「マルチ」だけではなく、「評判」「評価」「まとめ」なども網羅。しかも「ネットワークビジネス」も検索エンジンが"ネットワーク"だけに反応するため回避できると説明しています。
「〇〇 評判」、「〇〇 評価」、
— カッコウ@VRCはじめました (@nest_cuckoo_) 2019年4月14日
「〇〇 まとめ」なんかも全部カバー
「〇〇 ネットワークビジネス」はネットワークの部分だけ切り抜いてグーグル先生が反応してしまうのでこれも回避可能
具体的なネズミ講やネットワークビジネス、マルチ商法の名前などは明言されていませんが、たしかに多くのユーザーはゲーム名で検索していそうですし、検索意図としてネズミ講と判別するのは難しそう。
SEO専門家「この方法は厳しい」「周囲の人が気づいて助けてあげるしかなさそう」
ネット上では「ずるがしこい」「逆SEO」「まさに悪知恵」などといった反応が多く、対策としては検索時に「ゲーム」「-FPS」「対戦」などのキーワードを除外する(マイナス検索)する方法などが挙げられていました。
このツイートに著名なSEO専門家である辻正浩氏(@tsuj)も言及。「これは悪賢い」と前置きし、「既存のよくある手は一般的な名詞のブランド名ですが、それでも最近のGoogleなら悪評を出せる事が多いけど、この方法は厳しい」と説明。
これは悪賢い……既存のよくある手は一般的な名詞のブランド名ですが、それでも最近のGoogleなら悪評を出せる事が多いけど、この方法は厳しい。引っかかるような人は検索リテラシーも低いから深く調べないだろうし。
— 辻正浩 | Masahiro Tsuji (@tsuj) 2019年4月14日
検索で解決しない問題もあるので、周囲の人が気づいて助けてあげるしかなさそう…… https://t.co/2AqRWO39Ox
また、ネズミ講に引っかかってしまう人は"検索リテラシー"が低い可能性もあると指摘。「検索で解決しない問題もあるので、周囲の人が気づいて助けてあげるしかなさそう」とコメントしています。