従業員の不適切動画がSNS拡散、セブン-イレブンも「法的措置を含む厳正な処分を検討」

従業員の不適切動画がSNS拡散、セブン-イレブンも「法的措置を含む厳正な処分を検討」

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コンビニチェーン店「セブン-イレブン」の従業員が、店内で不適切な行為を動画撮影しSNSに投稿していた問題で、セブン-イレブン・ジャパンは2月11日、公式サイトで謝罪しました。従業員に対しては「今後法的措置を含む厳正な処分を検討してまいります」としています。

「セブン‐イレブン」元従業員2名の不適切動画、法的措置を含む厳正な処分を検討

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拡散されていたセブン-イレブン店員の不適切動画(一部は筆者加工)

セブン-イレブン・ジャパンは2月11日、フランチャイズ加盟店「セブン‐イレブン横浜高島台店」の従業員2名が、店内で不適切行為を動画撮影しSNSに投稿していた問題について、「当社の加盟店において、従業員による不適切な行為があり、お客様に大変不快・不安な思いをさせてしまいましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪しました。

SNSに投稿され拡散されていた動画は、従業員の1人がおでん鍋から割り箸を使って白滝を口に入れ、熱そうな素振りを見せながら吐き出すという内容。続けて「パンケーキ食べたい、パンケーキ食べたい」というお笑い芸人・夢屋まさるのネタを真似しながら、レジ裏に陳列されているタバコを取りながら踊っている様子が映されていました。

セブンイレブン・ジャパンによると、当該従業員2名はオーナーにより2月9日付けで解雇されており、今後は法的措置を含む厳正な処分を検討しているとのこと。動画内のおでんについては、画像投稿後に廃棄処分されており、販売されていないことが確認されているとしています。

また、全国約2万店にわたるセブン‐イレブン加盟店の信用回復のため、従業員教育の再徹底と再発防止に取り組むとしています。

くら寿司の不適切動画も「刑事、民事での法的措置の準備」

回転寿司チェーン店「無添くら寿司」の従業員2名による不適切動画が拡散された件についても、くら寿司を運営するくらコーポレーションは「民事、刑事での法的処置の準備に入った」と報告しています。

同社は法的措置の準備に入った理由として、上場企業としての責任を果たすことに加え、「多発する飲食店での不適切行動とその様子を撮影したSNSの投稿に対し、当社が一石を投じ、全国で起こる同様の事件の再発防止につなげ、抑止力とするため」と説明していました。