2012年から2013年にかけ「国際宇宙ステーション(ISS)」の長期滞在クルーだった宇宙飛行士のトーマス・マーシュバーン氏。マーシュバーン氏が地球帰還後、重力の存在を忘れている様子に映されたインタビュー動画が話題になっていました。
宇宙に慣れるち、空中にコップやペンを置いおくのは当たり前になるのか……
国際宇宙ステーション(ISS)の長期滞在クルーとして2012年から2013年にミッションを行った、アメリカの宇宙飛行士トーマス・マーシュバーン氏のインタビュー動画がTwitterで話題になっていました。
「地球に帰還した元宇宙飛行士がインタビューに答える時に重力の存在を忘れてるシーンが見てて面白い」とコメントともに投稿された動画は、2013年8月にYouTubeに公開されたもの。
動画ではマーシュバーン氏が「ソユーズ」宇宙船について語るといった内容で、タンブラーやペンをシャトルやソユーズに例えて説明するのですが、宇宙生活に慣れすぎた結果、宇宙にいる感覚で空中にタンブラーを置いておこうとして床に落下。
マーシュバーン氏は空中に置いておいたはずのコップが振り返るとなくなっていることに驚いた表情。「Sorry」と謝ってタンブラーを拾い、続けて「ソユーズ」はペンのような形をしていると説明しながら、またもペンを空中に置いておこうとし落下。
当然振り返るとなくなっているペンを探すために上を向いてしまうところは、さすがに地球の重力下でしか生活していない僕たちには想像できない素振り。
「前澤社長も月から帰ってきたらこれやって欲しい 」「この動画、宇宙兄弟好きは、好きだと思う!」
Twitterに投稿されたインタビュー動画は広く拡散され、多くのユーザーから「重力忘れてたとか普通にかっこいいwww 」「落ちたペンを上見て探すの すき」など多くのコメントが寄せられていました。
某ZOZOTOWNの某前澤社長も月から帰ってきたらこれやって欲しい
— Kei.S (@keikeichan978) 2019年1月19日
この動画、宇宙兄弟好きは、好きだと思う! https://t.co/XlQkJMVETR
— 佐渡島 庸平(コルク代表) (@sadycork) 2019年1月19日
マグカップ?を落としてるのに、それでもすぐあとにペンを落として、かつ探す先が上ってのが興味深いw
— ダスラボ (@Dusk_LAB) 2019年1月19日
落ちたペンを上見て探すの すき。
— アルデヴァラン (@teizinhainme) 2019年1月19日
(追記)NASAが実話をもとに作成した広報用動画だったとのこと
「地球に帰還した宇宙飛行士が重力の存在を忘れているシーン」という動画が話題になっているようです。野暮とは思いつつ、補足すると、この動画はたしかにNASAが作ったものですが、広報用に作られたジョーク動画で、実際のインタヴュー動画ではありません。元の動画はこちら→https://t.co/9Qah73nIjN
— 鳥嶋真也 (Shinya Torishima) (@Kosmograd_Info) 2019年1月19日
ただ、この動画に出演しているマーシュバーン宇宙飛行士は、動画が公開された当時(2013年)、「STS-127(スペース・シャトルのミッション)を終えたあとに実際に起こったことです。また、着陸した日に他の人が同じようなことをしているのを何度か見ました」と語っています。https://t.co/kfYRcAeMtj
— 鳥嶋真也 (Shinya Torishima) (@Kosmograd_Info) 2019年1月19日
つまり「実話をもとにしたフィクション」ということですね。
— 鳥嶋真也 (Shinya Torishima) (@Kosmograd_Info) 2019年1月19日