関西の鉄道事業者20社局と大阪自殺防止センターが共同制作した「自殺予防ポスター」が12月20日より掲出が始まり、ネット上ではポスターについて様々な意見が寄せられる事態となっています。
関西の鉄道事業者20社局と大阪自殺防止センターが2018年版「自殺防止ポスター」の掲出を開始
関西鉄道協会、関西の鉄道事業者20社局が12月20日、鉄道による自殺防止に取り組む目的で制作された2018年版ポスターを、JR西日本約300駅・関西私鉄約1500駅で一斉に掲出を開始しました。
「誰にも話せないつらい気持ちを、私たちに」と電話相談の窓口が案内されたもので、「同じ時代を生きている」というキャッチコピーは、「悩める人と接点を持ちたいとの願いを込めた」といいます。(2018年12月21日 毎日新聞より)
昨日の毎日新聞の朝刊に大阪自殺防止センターの活動を取り上げていただきました。ありがとうございます。 pic.twitter.com/Exl2BGQA16
— 大阪自殺防止センター (@SPC_OSAKA) 2018年12月22日
自殺防止ポスターは関西の鉄道事業者と「認定NPO法人国際ビフレンダーズ大阪府自殺防止センター」が共同で制作したもの。
この取り組みは2016年から開始され、今年で3回目。取り組みではポスターだけでなく、PR動画なども公開されています。
駅構内に掲出が開始されたポスターへの反響は大きく、ネット上では様々な意見が寄せられています。
自殺防止ポスターに、ネット上では様々な意見
この自殺防止のポスターはTwitterでも注目され、あるユーザーが「自分の感性的には…」と疑問を呈した投稿が拡散。ユーザーから様々な声があがっていました。
鉄道駅の自殺防止ポスター…
— むらさき@不登校研究 (@12resw) 2018年12月21日
(3枚目が最新)
笑顔がまぶしてくて…自分の感性的には…むしろ自殺したさが増すようなものばかりなのは…なぜだ… pic.twitter.com/DUyTn5nhwC
自殺願望のある/あった当事者や、現場の最前線にいる支援者が、自殺予防ポスターの考案に関わってほしい
— むらさき@不登校研究 (@12resw) 2018年12月21日
きっと電話相談に救われたという人も沢山いるだろうし、そういう人達に参画してもらったら、
ふと立ち止まりたくなるような、安心して人を頼れるようなポスターが、生まれるんじゃないだろうか
僕は人のつくる広告については、あまりあれこれ言わないことにしている。でも、人の生き死にの問題で、これを見たときの当事者の思いを想像することなくこういうポスターを平然とつくる人がいるのかと思うと、とても悲しく残念に思う。 https://t.co/xxEWcGFPx1
— あそうかも (@aso_kamo) 2018年12月22日
「学校じゃなくても居場所はあるよ」っていうメッセージにすべきなのに、「あなたの居るべきところは学校だよ、学校に戻ろうよ」というメッセージになってしまってるのでことさら絶望感が増すのだと思う https://t.co/YiMW15QaLm
— kamekura (@kamekurasan1) 2018年12月21日
このポスターの最大の間違いって、「あなたは誰かと群れなくたっていいんだよ、一人でいてもいいんだよ」というメッセージが皆無なあたりじゃないでしょうかねえ…
— KGN (@KGN_works) 2018年12月22日
「みんな」がひたすらウザい、あいつらと群れるのは苦痛しかない、という経験があればすぐ判りそうなもんですけど。 https://t.co/K5EKmSw9JI
「ひとりじゃないよ」じゃなくて「べつにひとりでもええんやで」のほうが自殺防止には効果的なのではないか問題 https://t.co/VcKpIlLgue
— Simon_Sin (@Simon_Sin) 2018年12月22日
え、しかもなんで全員女子なの。
— Half Moon st./半月通り (@halfmoonst) 2018年12月22日
自殺率は男性の方が高いし、それは若年層自殺者でもさして変わりないのでは。
「楽しい青春」みたいな明るい画面作りも『わかってない感』満載な上、被写体全員制服女子とか、どこから突っ込めばいいのかわからない酷いポスターですね。 https://t.co/s2oDgmP7FS
十代が難しいのは、この中で笑ってる子の誰かも、実はひとりぼっちで死にたい可能性があるということ。見た目にはわからない。
— 自由なおかん@篠原みなも (@jiyuunaokan) 2018年12月23日
同級生に同調できなくても、生きてていいって事実を伝えるべきだ。
必要なのは、学校や家庭以外の居場所。 https://t.co/ZzOxwTI7o9
いじめや自殺問題の時に必要なことは、「一人でいてもいい」「悩んでもいい」そして「もしまた戻りたくなれば、また戻ってこれる受け皿がある」という保証だと思う。
— 🍤普洱茶EX🍤 (@Puer_Ex) 2018年12月22日
みんなと同じでないと、という苦しみこそがますます被害者を社会から放逐し苦しめているのではないか。それを再生産してどうする。 https://t.co/KaPcSKDpdb
自殺防止ポスターはなぜ少女ばかりなのか?複数の解釈・反応が考えられる
— Shin Hori (@ShinHori1) 2018年12月23日
1. おっさんの自殺は誰も心配してくれない。男性差別だ
2. 若い女の子を見るのが好きな男性側の視点・感性によって作られている https://t.co/6Ce8vKgMLi
こんなポスター見たら孤独感が増すばかり。ということで怒りが湧いてきて、一人ぼっちの連帯感を得るために学校休んでジャズ喫茶に行ってた高校時代を思い出す。音楽は友だち!(翼くんの「ボールは友だち!」的な)。今夜も絵が描ける! https://t.co/7wfdUax5oH
— yoshitomo nara (@michinara3) 2018年12月22日