NHKニュースが12月13日、「平成JUMP」がネット上で「昭和生まれの人が平成の間に結婚しないことを、"平成の時代を飛び越える"意味で、ネットの世界で使われる言葉です」と説明した動画に、「使われてない」などの 意見が多く寄せられる事態になっていました。
NHKニュース「平成JUMPはネットで昭和生まれが結婚しないで平成を超える意味」、ネット上で様々な声があがる
NHKニュースが12月13日、「平成JUMP」という言葉がTwitterなどのネット世界で「昭和生まれの人が平成の間に結婚しないことを、"平成の時代を飛び越える"意味で使われている」と報じ、ネット上で様々な声が寄せられていました。
「平成JUMP」という言葉を聞いたことがありますか? 昭和生まれの人が平成の間に結婚しないことを、"平成の時代を飛び越える"意味で、ネット世界で使われる言葉です。多様性の時代の中、あなたはどう思いますか?(動画46秒)https://t.co/OcPc1k2GJ5#nhk_video #平成最後 pic.twitter.com/1eaa6KWMiH
— NHKニュース (@nhk_news) 2018年12月13日
NHKの記事は「Cameraman's eye(カメラマンズアイ)」という、NHKのニュースカメラマンが切り取ったカットから、視聴者に考えるきっかけなどを持ってもらおうという企画コーナー。
「平成駆け込み婚」というキャンペーンが続々と登場するなか、SNSでは「今は選択肢が多い」「独身も結婚も関係ない」「生き方は自分で決める」といった意見があることを紹介。NHKのインタビューに応じた独身男性は「焦って(結婚)しても仕方ないので、ジャンプ上等」とコメントしています。
この記事にTwitterでは「使われてねえよ」「初めて聞いた」などといった声や、多様性を訴えているつもりで、多様性を否定しているように見えるといった声があがりました。
使われてねえよ。 https://t.co/Au3DMlfYoR
— たられば (@tarareba722) 2018年12月13日
ネットスラングの「平成JUMP」、2017年ころからジワジワ広がり2018年元旦にバズっていた
「使われてない」「聞いたことがない」といった声が多く寄せられることになった、ネット上での「平成JUMP」の使い方ですが、2018年1月1日にTwitterを賑わせた「平成を未婚のまま通り過ぎる昭和生まれの人を平成JUMPって呼ぶの草」という投稿が元ネタにあるようです。
平成を未婚のまま通り過ぎる昭和生まれの人を平成JUMPって呼ぶの草
— ワンちゃん (@selmersax2) 2018年1月1日
2017年、天皇陛下の退位が具体的な話となり始め、平成が終わることが現実的になってきたことで、ジワジワとネット上で使われ始めていた「平成JUMP」。
1月に話題になった投稿には、「俺も平成JUMPだわ」「うまいこと言うな」「平成JUMPは笑うわwww」などと言った反応が多数寄せられ、人気声優の田村ゆかりさんも「めっちゃ笑ったけど人ごとじゃなかった」と反応するなど、ネット上で大きな話題に。
めっちゃ笑ったけど人ごとじゃなかった\(^o^)/オワタ(薄ら笑いを浮かべながら) https://t.co/V3yGeDbIEn
— 田村ゆかり@新LIVE BD 12/26発売♡ (@yukari_tamura) 2018年1月3日
しかしながら、多くの人が「平成JUMP」を「昭和生まれが未婚で平成を終える」という意味で使っている状況とは言えず、ネット上で当たり前に使われているかのように見えるNHKの記事にツッコミが入ってしまったようです。
元ネタを投稿したユーザーも「俺のツイートが原因なんや……許してださい…(なんでもするとは言ってない) 」とコメントしていました。
俺のツイートが原因なんや……許してださい…(なんでもするとは言ってない) https://t.co/buB7rSafVN
— ワンちゃん (@selmersax2) 2018年12月13日