東京テレメッセージは12月3日、ポケットベル(ポケベル)サービスを2019年9月30日をもって終了すると発表しました。ポケベルサービスは1968年にスタート、NTTドコモは既にサービスをしゅうりょうしており、同社のみが提供していた状況でした。
「平成初期に一世を風靡」ポケベルがサービス終了、現在の利用者は1500名を下回る
東京テレメッセージは12月3日、ポケットベルサービス「ページャー(マジックメール)」を2019年9月30日に終了すると発表しました。
ポケベルと呼ばれた個人向けの無線呼出サービスは、1968年に電電公社が開始。平成初期には一世風靡し、1996年には契約数が120万件超でしたが、携帯電話の普及で急速に衰退。
国内でポケベルを提供していたのは同社とNTTドコモで、NTTドコモは2007年にポケベルサービスを終了し、東京テレメッセージのみが継続してサービスを提供していました。
現在の利用者は1500名を下回り、ページャー発売から20年を一つの契機とし、2019年9月30日にサービス終了する決定をしたということです。
「114106」「0833」など数字の語呂合わせでメッセージ
サービス開始初期は音が鳴るだけだったポケベルですが、後に「数字」を送信することができるようになり、「114106」で「愛してる」など語呂合わせでメッセージを送信することができるようになりました。
他にも「0833(おやすみ)」「428(渋谷)」「5963(ご苦労さん)」など様々な語呂合わせが生まれました。英数字やカタカナなど文字が送信できるようになると、「*2*2」で始まる「ポケベル打ち」が誕生。当時はポケベルのために電話ボックスに並ぶ若者が多く見られました。
ネット上ではポケベルを懐かしむ声とともに、「ポケベルとかまだあったんだw」と現在もサービスが提供されていたことを驚く声もあがっています。