米大手のCDNサービスを手がけるCloudflareが11月11日(現地時間)、世界で最も高速でセキュアなDNSサービス「1.1.1.1」に簡単に接続することができるアプリを公開しました。アプリやサービスの利用は無料です。
CloudflareのDNSサービス「1.1.1.1」は世界最速で安全にインターネットに接続できる
米大手CDNサービスのCloudflareが11月11日(現地時間)、同社が提供するDNSサービス「1.1.1.1」を簡単に利用することができるアプリの提供を開始しました。
「1.1.1.1」は世界で最も早いDNSサービス(DNSPerf調べ)。DNSは「Domain Name System(ドメインネームシステム)」の略称で、インターネットにアクセスする際に、URLをIPアドレスに変換する仕組みのこと。
通常、自宅や職場などのインターネットのDNSはISPなどが管理していますが、デフォルトのDNSの速度は「遅く」「安全ではない」とCloudflareは説明。また一部のDNSはユーザーの行動データを販売したり、広告に利用したりしていると指摘しています。
DNSサービス「1.1.1.1」はユーザーデータの販売や広告利用は一切行わないと名言しており、これを証明するために毎年KPMGにシステムの監査を監査を依頼しているといいます。
専用アプリで「1.1.1.1」での接続をワンタップでオン/オフ可能
これまで「1.1.1.1」を利用するためには「設定アプリ」からDNSサーバーの入力が必要でした。新たにリリースされた専用アプリ「1.1.1.1: Faster Internet」を使えば、ワンタップで「1.1.1.1」での接続をオン/オフ変更することができるようになります。
注意点はアプリで「1.1.1.1」を利用するためにはVPNプロファイルのインストールを行うため、アプリから「1.1.1.1」を利用している場合は他のVPNアプリを利用することができません。
アプリなしでの設定方法やmacOS、Windows、Linuxなどでの設定方法については「1.1.1.1」公式サイトでも説明されています。