Appleが2018年に発表したiPhoneの中で、最も安いモデルの「iPhone XR」は人物以外ではポートレート撮影ができないという弱点がありましたが、カメラアプリ「Focos」を利用すれば弱点を克服できるようになりました。
「iPhone XR」唯一の弱電(?)は人物以外でポートレート撮影できないという点
Appleが2018年に発表したiPhoneシリーズの中で最も安価で手に取りやすいモデルが「iPhone XR」。iPhone XSシリーズと同じくCPUに「A12 Bionic」を採用した、廉価版とは思えない高パフォーマンスを発揮するモデルです。
画面はLCDながらLiquid Retinaディスプレイとなり、エッジからエッジまでの大画面を実現。Face IDを採用し、背面カメラはシングルレンズながらポートレート撮影が可能になっています。
ですが「iPhone XR」のポートレート撮影は人物以外の被写体では利用できないという弱点が。人物以外をポートレート撮影できないのは、非常に残念。個人的にはiPhone XRの唯一の弱点だと感じていました。
カメラアプリ「Focos」でiPhone XRでも人物以外のポートレート撮影が可能に
iPhone XSでは撮影後に被写界深度を変更できる機能が搭載されていますが、以前からそれを実現していたのがカメラアプリ「Focos」です。
「Focos」が11月2日に配信したアップデートでは、iPhone XRで顔の認識をせずにポートレート撮影ができるようになりました。
iPhone X/XSのポートレートでは、2つのレンズを使い被写体との距離からポートレート撮影を実現していましたが、iPhoen XRは機械学習から人物の顔を認識することで、背景をボケさせるというモノ。
「Focos」の説明では、デュアルカメラより低解像度で精度も低くなるが、震度データを出力することができるようになったとのこと。品質的にはiPhone XSなどと比較すると少し劣るといいますが、十分なレベルでポートレート撮影を実現しているということです。
今後、iPhone XRで人物以外でポートレート撮影を可能にするアプリは他にも登場する可能性は十分に考えられるため、もはやiPhone XRに弱点はなくなったかも!?
(追記)「Halide」というアプリ(有料)でもiPhone XRで人物以外のポートレート撮影が可能になりました。