Appleは10月30日(現地時間)、「iOS 12.1」を正式に公開。iPhone 8およびiPhone Xには、iPhoneの突然のシャットダウンを制御するための「パフォーマンス管理」機能のオン/オフができるようになっています。
iPhone 8とiPhone Xで「パフォーマンス管理」機能のオン/オフが設定可能に
Appleが10月30日に正式公開した「iOS 12.1」では、iPhone 8およびiPhone 8 Plus、iPhone Xに、突然のシャットダウンを制御するための「パフォーマンス管理」機能のオン/オフができるようになりました。
これは昨年12月、「Appleがバッテリーが劣化したiPhoneの性能を意図的に行っている」と問題になったことをうけ、今年3月にリリースされた「iOS 11.3」から一部の旧型iPhoneに適用していた機能。
海外ではこのバッテリー問題で訴訟になるケースもあり、Appleは2018年中はバッテリーの劣化状況に関係なく、バッテリー交換費用を3,200円にするなど対応を行っていました。
iPhone 8やiPhone Xは「ハードウェア面でもソフトウェア面でも進化した設計のため、影響が目立ちにくいかも」
バッテリーが劣化したiPhoneが「突然のシャットダウン」することを防ぐため、iOSはiPhoneのパフォーマンスを意図的に低下させています。「パフォーマンス管理」機能では、このパフォーマンス低下をオフにすることができます。
つまり「Appleが意図的に下げていたパフォーマンスを下げない」という設定が可能になるのですが、当然「突然のシャットダウン」の可能性も増加します。
Appleは公式サイトで、iPhone 8/Plus、iPhone Xは「ハードウェア面でもソフトウェア面でもより進化した設計になっているため、パフォーマンス管理の影響が目立ちにくいかもしれません」と説明。「パフォーマンス管理」をオンにしていても影響は少ないとしています。