「スマホはなぜかディスプレイを下にして落ちる確率が高い」というのは本当なのか、検証してみた動画が注目を集めています。様々な事象を物理エンジンで検証している「チャンネル人工知能」が「どうしてスマホの画面が割れている人がこんなに多いのか」という動画を公開しました。
「スマホは画面を下にして落ちる」条件がある?物理エンジンで検証
様々な事象を物理エンジンで検証している「チャンネル人工知能」が「どうしてスマホの画面が割れている人がこんなに多いのか」という動画を公開しています。
動画ではマーフィーの法則の1つ「落としたトーストがバターを塗った面を下にして着地する確率は、カーペットの値段に比例する」を例に物理エンジンで検証。その結果、「物理的にバター面を下にして落ちる可能性が高い」ということが判明しました。
これを「スマートフォンの落下」に当てはめ、「画面を下にして落ち、割れやすい高さ」があるのではないかと仮設を立て、落とし方や高さを変えて検証しています。
物理エンジンで、スマートフォンが落下する際の画面の浮きについて検証した結果
チャンネル人工知能が行った物理エンジンでの実験結果は以下のとおり。画面が下を向いて落下するのは、パンと同じく条件があることが見つかりました。
「スマホを前方に落とした場合……」
- 高さ2.0m未満から落とすと必ず画面を下にして落ちる
- 高さ6.9m以上から落とすと下向にに落ちる
「スマホが手前に滑り落ちた場合……」
- 高さ2.3mまでは画面を下にして落ちる
「スマホを横向きに持っているときに落下した場合……」
- 高さ1.5mまでは画面を下にして落ちる
物理的に「人間がスマートフォンを使う高さから落とすと、高確率でディスプレイ側から落下する」
身長170cmの人間が立ってスマートフォンを使う場合、およそ1.1mくらいの高さでスマートフォンを使っているためディスプレイ側を下向きに落とす確率が高いということに。
チャンネル人工知能は実験のまとめとして、「みんな『画面が下向きに落ちる確率の高い』高さで使わざるを得ないからスマホの画面はけっこう割れる」としています。
なお、スマホの落下時に回転しないうようにすれば画面から落ちるリスクを軽減できるといい、「落ちる」と思った瞬間に腕の力を全部抜くといいのだそうです。