子供向けYouTubeチャンネルで人気のある「キッズライン Kids Line」がチャンネル登録者数を不正に購入しているのではないかと疑惑をかけられ、「登録者を買ったことはありません」と否定しました。騒動のきっかけとなった人物はTwitterで「本当に申し訳ございませんでした」と謝罪しています。
元YouTuberを名乗る人物「キッズラインは登録者買ってる」→キッズラインが炎上
元登録者26,000人のYouTuberだったというカノユウ先生(@dorimusukai)というアカウントの投稿をきっかけに、子供向けYouTubeチャンネル「キッズライン Kids Line」が炎上するという事態に発展していました。
問題となったツイートは現在は削除されていますが、投稿された内容は以下のとおり。
キッズラインっていうYouTuberがヒカキンさんの登録者を抜いたって聞いたから動画見てみたら再生回数とか評価数おかしいww昨日の動画のそれぞれのチャンネル比べてみたら...やばすぎるだろwwこれ明らかに登録者買ってるやんwこれで日本のYouTuber2位は許せないわ
この投稿をきっかけに何も知らないユーザーから「絶対に買ってる」「再生回数がおかしい」「子どもの目が笑ってない」「登録者の伸びがおかしい」など、確証のない憶測が飛び交い炎上状態に。
子どもがいる家庭では毎日見ることもおかしくない「キッズライン」ですが、子どもの玩具をメインに紹介する動画チャンネルは一般ユーザーからは馴染みが薄いのも事実。
「キッズライン」のような子供向けチャンネルは会議あからの人気も高いとも言われており、株式会社エビリーが7月に公開した「YouTube2018年上半期ランキング」では「キッズライン」がダントツの1位で約280万人の増加と発表されていました。
その他、SOCIALBLADEなど各種ツールで確認してみたところ、今年1月頃からキッズラインの1日の平均チャンネル登録者数はヒカキンを上回っている状態が続いていました。
これまでの登録者の推移をみれば、このタイミングでヒカキンを追い抜くことは想定の範囲内。また、チャンネル登録者数を購入しているとみられるアカウント(ヒカルなど)と登録者の推移を比較しても、登録者の推移は正常の範囲といって問題なく見えます。
この騒動をうけ「キッズライン」はチャンネル登録者数と評価数を非公開に変更していました。
「登録者を買ったことはありません。登録者数に拘りがないのでこの先も公開いたしません」
騒動をうけ「キッズライン」を運営するAlphaBoat合同会社は9月28日、「近時、当社所属 YouTube クリエイターが不正行為をしているのではないかなどという不確かな情報が、インターネット上で拡散しております」「当社において事実関係を確認した限り、当社及び当社所属 YouTube クリエイターがそのような不正行為を行った事実はございません」と憶測を否定するコメントを発表。また「キッズライン」公式Twitterも10月6日、「登録者を買ったことはありません」と否定。「以前と変わらず1日1万人ほど登録があります」と説明しました。
このコメントにも批判的なコメントが多数寄せられる事態に。キッズラインは「不確かな情報を掲載し、誹謗中傷や誤解を招く方々には法的な対応含めて、きちんと検討しております」としています。
なお、騒動のきっかけとなったアカウントは10月7日、「キッズライン様の件のツイートでさまざまな方へ誤解を与えてしまいました。キッズライン様関係のツイートはすべて削除いたしました。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪しています。
小さな子どもを持つ親として毎日お世話になっている「キッズライン」。アンパンマンの玩具で遊ぶ動画の偉大さは半端ないですよね……。